富山県南砺市に位置する栃折隧道は、国道471号線のそばに突如現れる廃隧道である。洞内は一部が崩れ、水が溜まっており、一部の人々の間では心霊スポットとして知られているという。今回は、栃折隧道のウワサの心霊話を紹介する。

栃折隧道とは？

栃折隧道は富山県南砺市に位置し、国道471号線のそばに突如現れる廃隧道である。

1959年（昭和34）12月に完成。

この隧道は、冬季の徒歩での峠越えを目的とした人道隧道だったが、現在は崩落が激しく、一部は水に浸かっている。

内部に入ると、寒気が走り、崩落と地形の変化に驚かされる。

洞内は一部が崩れ、水が溜まっている。

特に水溜り地帯では注意が必要で、脱出口を確認しながら進むことが精神的に辛い状況。

洞内はややいびつな形をしており、崩落の痕跡が見受けられる。

崩落によって土砂が一部埋まり、水深もかなりあるらしい。

この隧道は「くるまみち」の中でも最も危険な部類に属し、入る際は自己責任で十分注意が必要とのこと。

富山県利賀村栃折隧道。ここも狭かった。入り口もやたら小さいけど、奥の方には大きな崩落が。その上にはチョコンと小さい穴が空いていた。人ひとり通るのがやっと。メチャ怖かった… pic.twitter.com/xhHDTgojMS

— 隧道道 (@doodoongoo) June 24, 2017

栃折隧道の心霊現象

栃折隧道の心霊現象は、

• 心霊写真が撮れる
• 峠で亡くなった者の霊が出る

である。この地域は豪雪地帯であり、冬季には道路が閉ざされるため、利賀村と八尾町（現在の富山市）を結ぶためにこのトンネルが造られたと云われている。

しかし、1971年に現在の国道471号が冬季でも除雪されるようになり、トンネルは使われなくなり廃道となった。

このトンネルで心霊写真が撮れるなどというウワサがあり、心霊スポットとして知られている。

以前は冬でも栃折峠を越えなければならなかったが、峠は雪崩の危険があり、命の危険が伴っていた。

そのため、雪に閉ざされた峠で遭難し、亡くなる人がいたとされている。

現在でもこのトンネル付近に、峠で亡くなった人々の霊がさまよっている可能性が考えられるとのこと。

国道471号脇にある栃折隧道！
水没手前まで行って引き返した pic.twitter.com/KUDYvdAsEi

— のこのこ屋 (@PCR_Ho) November 6, 2022

栃折隧道の呪い

厳寒の冬の夜、富山の栃折隧道へと足を踏み入れた一組の冒険者たちがいた。

彼らは心霊写真を撮影することを目的にしており、知らず知らずのうちに恐ろしい出来事に巻き込まれることになった。

隧道に足を踏み入れると、不気味な静寂がその場に広がった。

カメラのフラッシュが先を照らすと、微かな物音が聞こえてきた。

まるで誰かがそっと歩く音のようだった。

突然、写真に焼き付けた景色が変わり、峠を越える際の悲劇的な出来事が浮かび上がった。

亡くなった者たちの霊が、冥界からこの隧道に足を踏み入れたのだ。

「これは…亡者たちの魂が示したのだろうか？」と一人が囁いた。

恐怖に顔を歪める一行は、急いで脱出口を目指したが、途中で一人の仲間が突然姿を消してしまった。

「大丈夫か？！ 何か見えたか？」と尋ねるも、返答はない。

彼は一体どこへ行ってしまったのだろうか。

栃折隧道の場所・アクセス・地図

栃折隧道の地図（Googleマップ）