ホテルセリーヌ

ホテルセリーヌは、かつて長野県上水内郡信濃町にあったホテルで、現在は廃墟となっている。このホテルには謎の妊婦の落書きがあり、女性の霊が出る、オーナー夫婦の写真が話しかけてくるなど、さまざまな心霊現象が起こるらしい。今回は、ホテルセリーヌのウワサの心霊話を紹介する。

ホテルセリーヌとは?

上信越道の県境にある、長野県上水内郡信濃町にかつて存在したホテル跡、ホテル・セリーヌ。

この建物は、県道18号線沿いに位置しており、昭和52年(1977年)から平成2年(1990年)まで営業を行っていた。

建物は2階建てで、1階は駐車場となっていた。

ホテル・セリーヌは、平成5年(1993年)の電話帳には記載があったが、その後の平成6年(1994年)以降は記載がなく、この頃に閉業したと考えられている。

平成12年(2000年)頃には既に廃墟として知られるようになっており、廃墟本などにも取り上げられるようになった有名な建物。

現在では、かなり荒れた状態にあり、特に謎の妊婦の落書きが描かれていることで知られてる。

同一人物による妊婦の落書きが多数の部屋に描かれており、偏執的で異様な文章が添えられている。

「私は妊娠9カ月の人妻です。妊婦は不倫してもう妊娠する心配はないのよ」「このベッドで三人の男に犯されて妊娠したのよ」などといった文章が描かれているらしい。

現在でもこの建物は現存しており、かなり朽ちた状態となっている。

ホテルセリーヌの妊婦絵

ホテルセリーヌには、「妊婦絵」と呼ばれる有名な落書きがある。

この絵は、ナイフのようなもので妊婦のお腹を刺しているという、グロテスクなもので、建物内には10点以上の同様の落書きがあると云われている。

この妊婦絵は、ホテルセリーヌの怖さを引き立てる原因の一つとなっている。

ただし、すべての妊婦絵にナイフが描かれているわけではなく、一部にそのような描写があるだけである。

また、中にはナイフで縦に切っているような絵もあるなど、描いた人の正気を疑うようなものもあるらしい。

この妊婦絵には、乱暴事件の被害者を描いているのではないかというウワサもあるが、真相は分かっていない。

なぜ妊婦の絵を描いたのか、普通の落書きではなく、その理由は不明だが、ある一説では男性がある先輩に人妻との取り持ちを頼み、それがうまくいかずに腹いせに描いたと云われているそうだ。

しかし、真相は未だに謎のままだ。

どのような理由があったにしても、妊婦絵を描くこと自体は異常な行為であることに変わりはないだろう。

ホテルセリーヌの心霊現象

ホテルセリーヌの心霊現象は、

  • 女性の霊が出る
  • オーナー夫婦の写真が話しかけてくる
  • 部屋から出られなくなる
  • ホテルの夢を見る

である。ここは全国的にも有名な心霊廃墟ホテルで、有名になった理由の一つに落書きがある。

落書きは、妊婦の絵が描かれ、顔は黒く塗りつぶされており、赤ちゃんがいるであろう膨らんだお腹には包丁が突き刺さっているという。

妊婦の落書きは何箇所にも描かれており、誰が何のために描いたのかは謎だが、ここは元ラブホテルであったため、妊婦の絵は非常に意味深い。

また、このホテルでは自殺者が出たことがあり、若い女性が暴漢に襲われた後、自らの命を絶った。

それ以来、女性の幽霊が度々目撃されることがあるという。

さらに、このホテルでは殺人事件も起きたことがあり、ホテルの駐車場でホームレスが暴行を受け、焼き殺された。

この残忍な事件のため、地元の人々はしばらくの間、この周辺に近づかないようにしていたらしい。

また、この場所には他にも危険なウワサがある。

たとえば、部屋にあるオーナー夫妻の写真が話しかけてくる、その部屋から出ようとしても扉が閉まって出られなくなってしまう、この場所に来た人がこのホテルの夢を見るなどである。

この場所に住み着く霊は非常に強力な力を持っているため、軽い気持ちで近づかないようにと警告する者もいる。

ある者は、一度訪れた友人と別々に行動していると、壁一面に赤い手形がついていた。

その後、窓から何者かが見ていたという出来事があり、怖くなり二度と近づかなかったらしい。

謎の2つの電話番号

ホテルセリーヌの建物内にはたくさんの落書きがある。その中には、謎の2つの電話番号が書かれた場所があるという。

普通なら怪談話でしか聞かないような話だが、これらの電話番号にかけると、謎のノイズ音や海の中のような音が聞こえてくるらしい。

ある者は興味津々でその電話番号にかけてみたという。

結果、その電話番号に普通につながり、人妻のような女性と若い女性が出た。

この2つの電話番号は妊婦絵のそばに書かれていましたが、その女性たちは妊婦絵については何も知らなかったという話だ。

これらの電話番号を書いた人は何のためにそこに残したのだろうか。

ホテルセリーヌでの心霊体験談

ホテルセリーヌでは、様々なウワサや心霊現象が報告されている。

そして、中には有り得ない体験をした人たちもいる。ここでは、ホテルセリーヌでの心霊体験談を4つ紹介する。

1つ目は、ある部屋で男女が話し声が聞こえることだ。

ホテルセリーヌに肝試しに来た者が、各部屋を回りながら探索をしていたところ、違和感のある部屋を見つけた。

なんでも、男の人と女の人の話し声が聞こえてきたという。

会話の内容は分からなかったが、その者しかいない場所で人の声が聞こえることは、考えられないのである。

2つ目は、ホテルセリーヌに行った後に流産した話である。

ある妊婦が肝でホテルセリーヌに行った。

肝試しでは、とくに何もなかったらしいが、その後、妊娠が順調だったのにも関わらず、急に流産することになった。

後にホテルセリーヌの情報を調べたところ、妊婦さんは絶対に行ってはならないと書かれていたという。

3つ目は、廊下を歩く幽霊の姿があったことだ。

ある者が肝試しに訪れた際に廊下で何者かの姿を発見した。

どちらの性別かは不明だが、姿だけがスーッと移動していたという。

4つ目は、建物の窓から手が出ていることだ。

ある者がホテルセリーヌを探索して建物をあとにしようとしたとき、真ん中辺りの窓から何者かの手が出ているのを見た。

また別の日にも同じように見えたという。

ホテルセリーヌの場所・アクセス・地図

ホテルセリーヌの住所 〒389-1303 長野県上水内郡信濃町野尻3635
交通アクセス 長野市から県道37号と国道18号経由で約37分
最寄りのバス停 関川関所前(徒歩27分)旧北国街道 経由
最寄り駅 妙高高原駅(徒歩56分)県道39号 と 国道18号 経由(車で5分)

ホテルセリーヌの地図(Googleマップ)

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  • ハルシオン 2023年7月16日 at 9:33 PM on パチンコ新天地(廃パチンコ店)|ウワサの心霊話先月通りかかったら、どうやら解体が始まったのか建物が壊されていましたね。 昨年の春、深夜3時過ぎにこそっと忍び込んだことがあるのですが、30年近く前のパチスロが出入口に捨てられ無惨な姿になっているのを見てゾクッとしました。残されたままのイス、ぽつりと残されたドル箱、閉店直前から止まったままのカレンダー、いろんなものに寂しさを感じました。 オープン当時は経済としてのバブルは崩壊真っ只中でしたが、奇しくもこの頃は空前のパチスロブーム到来の時期でもありパチンコ業界にとってはバブル期でした。当時の道路交通事情がよく分からないのでなんとも言えませんが、今となってはこんな場所に客集まるのか?と疑ってしまうような無謀な立地に感じました。10年足らずで潰れてしまったことを考えても、案の定やはりこの「新天地」を選んだのは間違いだった、のかもしれませんね…。
  • にーと 2023年10月10日 at 1:49 PM on 亀石峠|ウワサの心霊話その少年、私の親戚の友人…かもしれないです。 遠い親戚なんですけど、話を聞くと「虫取りをしてくる」と4時くらいに言い、帰ってこなかったそうです。 ランニングシャツというのは、もしかしたら少年期によく着たタンクトップなのかもしれないです…
  • Shawn Barclay 2022年10月18日 at 2:35 PM on ヒートゥー島|ウワサの心霊話翻訳で申し訳ありませんが、神社がどのように乱れたかを知りたいです。 神社へのお供えは? 神社にはまだ提灯や龍の花瓶がありますか? ノロワ島に戻って神社の写真を撮ってもらえませんか? 可能であれば補償する(あなたのためのお金) そこに戻ることに懸念がある場合は、問題ありません。 お知らせ下さい。 Best Regards,
  • なな 2024年4月6日 at 12:46 PM on 海風洋館プルメーリア(プルメリア)|ウワサの心霊話心霊ユーチューバー オウマガドキ そこでも プルメリア紹介されてます。 女の霊がしっかり写ってました。怖すぎです

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都市伝説のような話や、起源や根拠が不明な話まで扱っています。