「肥付石」と呼ばれる奇石は、罪深い人が触れると足や身体が腫れ上がり、象皮病のような病気を引き起こす可能性があるとされているという。今回は、肥付石のウワサの心霊話を紹介する。
肥付石とは?
静岡市葵区東にある老人ホームの駐車場とその間の路傍に「肥付石」と呼ばれる奇石がある。
このあたりは、麻機地区と呼ばれており、静岡市中心部から北に5km程離れた郊外にある。
麻機といえば、麻機遊水地など自然豊かな風景が浮かぶが、伝説的な云われを持つ場所が多くあるという。
この石は、罪深い人が触ると足や身体が腫れるとされており、その名前からするとかなり膨らんでしまうイメージがある。
この石が象皮病のような病気を引き起こす可能性があることから、この地区にはかつて、フィラリアによる象皮病が蔓延していたと考えられているそうだ。
このあたりは、湿地帯だったらしく、フィラリアは蚊によって媒介され、この地区に象皮病が蔓延していた可能性があるという。
この石は、昔は山の中腹にあったらしく、いつしか現在の場所に置かれたとも云われ、舟の舫い綱を結びつける石だったとも云われている。
触ると病気になるということから、この石が神聖なものだった可能性があるそうだ。
このような石は、古代官道に標識として建てられたことがある。
老人ホームの裏手にある山には、「鈴石天神」と呼ばれるもう1つの奇石があるそうだ。
肥付石
— ぬこむ (@rozuzu_PSO2) June 20, 2022
罪深い者が触ると手足が腫れて治らなくなる。
間違えて触れてしまった場合針金で鳥居を作り奉納すると許されるとか。 pic.twitter.com/SQe46wO75i
肥付石の心霊現象
肥付石の心霊現象は、
- 石を触ると足や身体が腫れて、死ぬ
である。この石には、罪深い人が触れると足や身体が腫れ上がり、そして触れると死ぬという恐ろしい呪いがかけられていると云われている。
しかし、この呪いに対する救済策もある。
万が一この石に触れてしまった場合は、針金で鳥居を作り、それを奉納して祈ることで病気を治すことができるとされている。
この石に関する伝説がどのように生まれたか、また肥付石と呼ばれるようになった理由などははっきりとは分かっていない。
しかし、この石は非常に古くから存在しており、いわれが忘れられ、祟りの伝説が残っている。
肥付石の場所・アクセス・地図
肥付石の住所 | 〒420-0962 静岡県静岡市葵区東527−1 特別養護老人ホーム麻機園 |
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交通アクセス | 富士市から東名高速道路 経由で約36分 |
最寄りのバス停 | 麻機小学校(徒歩13分)麻機街道/県道74号 経由 |
最寄り駅 | 古庄駅(徒歩1時間)流通センター通り/県道74号 経由 |
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