沓沢湖は、長野県塩尻市にある人工の湖で、信濃川の水を利用して作られた。この湖周辺では心霊現象のウワサも広まっており、近くのトンネルでは自殺者の霊が出ると云われている。今回は、沓沢湖のウワサの心霊話を紹介する。
沓沢湖とは?
沓沢湖(くつざわこ)は、長野県塩尻市にある湖です。この湖は、信濃川の水が流れる沓沢川に作られたダムによってできた人工の湖である。
昔、塩尻市の西部にある洗馬村では、農地の水を確保するために奈良井川から水を取っていた。だが、水の量は時期によって変わっていて、水不足になると争いが起こることもあったそうだ。
そこで、長野県は地域の農業用水を安定して確保するために計画を立てた。
小高い丘に土砂を積み上げて、沓沢川をせき止めるダムをつくり、渇水期に備えて約92万立方メートルの水を貯えることにした。
このため池の建設工事は1940年に始まり、1953年に完成。その後、1966年から1968年にかけて漏水の調査や工事が行われ、1985年にも改修工事が行われた
最初は農業用の水だった沓沢湖ですが、1973年からは上水道の水源としても使われるようになった。
湖から水を取って芦ノ田浄水場に送り、ろ過や消毒の処理を経て塩尻市の広丘地区や吉田地区に水道水として供給されている。
最初は1日に7,000立方メートルの水を供給していたが、都市が発展するにつれて水の需要が増え、現在は1日に最大で9,000立方メートルの水を供給するようになった。
最近では、沓沢湖の役目が終わり、水が抜かれて埋め立て工事が進んでいる。
塩尻が誇る心霊スポット・沓沢湖(現在は埋立中)と観音路トンネル。 pic.twitter.com/7MrHlmm7NV
— 🍉おびちゃん🏯信州松本🍎 (@CtvTub53) February 15, 2019
沓沢湖の心霊現象
沓沢湖の心霊現象は、
- 近くのトンネルでは自殺者の霊が出る
- 水中の死体が浮かんでこない
である。塩尻市から県道292号を通って約20分の場所にある「沓沢湖」は、長野で有名な心霊スポットと云われている。
昔、この湖では自殺が多発したため、湖の水を抜いたという情報がある。
だが、それでも自殺者は減らなかったらしい。
湖の底には水死体が浮かび上がらないというウワサが広まり、多くの人々が訪れた。
また、沓沢湖に繋がる近くの「沓沢トンネル」でも、湖で自殺した人の幽霊が出るとか、トンネル内には苦しんでいるような人の顔の形をしたシミが現れると云われ、人々は恐怖を味わうために両方を訪れることが定番だった。
沓沢湖は心霊スポットという情報が広まっただけで実際には心霊スポットではないという話もあるようだ。
みどり湖から味噌川ダムへの途中に立ち寄った沓沢湖。
— かずあ (@KAZ_Aizawa) September 2, 2020
高さ27.4m幅140mの上水道とかんがいを目的としたアースダム。
2012年に行った時は車止め程度のゲートでしたが、厳重になっていました。
ダム湖の様子はわかりませんでしたが、すでに役割を終えて埋立工事が行われているとのこと。なんてこった…… pic.twitter.com/v6k3T0s3WY
沓沢湖の場所・アクセス・地図
沓沢湖の住所 | 日本、〒399-6462 長野県塩尻市洗馬 |
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交通アクセス | 長野市から長野自動車道 経由で約1時間20分 |
最寄りのバス停 | 大日(徒歩21分)塩尻市道沓沢線 経由 |
最寄り駅 | 塩尻駅(徒歩1時間7分)県道292号 経由 |
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