白雲荘

三重県津市の榊原温泉にあった老舗温泉旅館「白雲荘」は、約70年の歴史を誇る名旅館だった。だが、現在は廃墟となり一部では霊の気配を感じるという。今回は、白雲荘のウワサの心霊話を紹介する。

白雲荘とは?

白雲荘は三重県津市の榊原温泉にあった老舗温泉旅館で、約70年の歴史を誇る。

昭和天皇が2度宿泊されたこともある名旅館であった。

旅館にはカフェ「カントリークラブ」、スカイレストラン、展望テラス、ラウンジ「クラブ瑞雲」、バー「BISTROやまが」、大小宴会場、会議室、12mプールなど多くの施設が揃っていた。

また、露天風呂付き客室やペットと一緒に泊まれるプランも提供していた。

多目的温泉施設「スパハウス七栗」も併設されており、プールやサウナが楽しめる日帰り入浴施設として人気があったが、平成22年(2010年)4月から12月の間に閉館した。

旅館本体は2018年頃に閉業し、令和2年(2020年)2月には営業を停止していた。

令和4年(2022年)8月時点ではホテルの建物は荒れ、窓ガラスの損壊や落書きが目立ち、敷地内には廃車も放置されていた。

また、屋上には現役の携帯電話基地局が設置されていたという。

令和5年(2023年)8月にはアスベスト撤去作業が行われ、窓のほとんどが撤去され、エントランスは投棄物で溢れていた。

スパハウス七栗へ通じる道にも工事車両があり、施設全体の解体作業が進行していたのだ。

令和6年(2024年)4月時点でホテルと社員寮の建物は解体されており、スパハウスのみが現存しているが、近く撤去される可能性が高い状況である。

白雲荘の心霊現象

白雲荘の心霊現象は、

  • 調理場からうめき声が聞こえる
  • 社員寮から人の気配を感じる

である。三重県津市の榊原温泉に位置するこの廃墟旅館は、特に語り継がれるような曰くはないものの、隣接する社員寮には恐ろしいウワサが絶えない。

一室には、遺影が放置されたままの部屋があり、その部屋には不気味な雰囲気が漂っている。

さらに、廃墟となったこの旅館を探索した者たちからは、背筋が凍るような報告が寄せられている。

誰もいないはずの調理場からは、うめき声が聞こえ、人気のない社員寮からも人の気配が感じられるのである。

この場所には、得体のしれない何かが潜んでいるのかもしれない。

探索者たちが口を揃えて語るその恐怖、どうか身のために、この地には近づかない方が賢明だろう。

白雲荘の恐怖 廃墟に潜む得体の知れないもの

三重県津市の榊原温泉に位置する白雲荘は、かつて栄華を誇った老舗温泉旅館。

だが、今では廃墟と化し、その周囲には不気味なウワサが絶えない場所となっている。

AとBは、心霊現象に興味を持つ若者で、白雲荘の噂を聞きつけて探索に訪れた。

二人は古びたエントランスから入り、廃墟となった館内を歩き回る。

ガラスの割れた窓から冷たい風が吹き込み、不気味な静寂が辺りを包んでいた。

まず、二人は調理場に向かった。

錆びついた調理器具が無造作に散らばる中、Aが突然立ち止まる。

「今、うめき声が聞こえなかったか?」とAが囁く。

Bも耳を澄ますと、かすかに聞こえる苦しげな声に気付いた。

「誰もいないはずなのに…」二人は顔を見合わせ、恐怖で身を震わせた。

次に、隣接する社員寮に向かうことにした。

寮内はさらに荒れ果てており、壁には落書きや破れたポスターが貼られていた。

Aが一室のドアを開けると、そこには遺影が放置された部屋が広がっていたのである。

遺影の眼差しが、まるでこちらを見つめているように感じられ、二人は息を飲む。

「ここ、なんかおかしいよ。早く出よう」とBが言ったが、Aはさらに奥へと足を進めた。

突然、背後でドアが閉まる音がした。

二人は振り返り、暗闇の中で何かが動く気配を感じただ。

「誰かいるのか?」とAが声を掛けると、誰もいないはずの廊下から人の気配が近づいてくる。

「もう無理だ、逃げよう!」Bが叫び、二人は慌てて廃墟から飛び出した。

息を切らしながら車に乗り込み、その場を後にしたが、心の中には恐怖の余韻が残っていた。

帰りの道中で、Aはふと振り返り、「あの場所には、何か得体の知れないものが潜んでいる」と呟いた。

白雲荘の場所・アクセス・地図

白雲荘の住所 日本、〒514-1251 三重県津市榊原町14436
交通アクセス 津市から伊賀街道/国道163号 と 県道28号 経由で33分
最寄りのバス停 白雲荘前(徒歩8分)県道28号 経由
最寄り駅 榊原温泉口駅(徒歩1時間42分)県道28号 経由

白雲荘の地図(Googleマップ)

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