阿賀町の片隅に佇む、かつての栄光を失いし廃墟、それがホテルM。外観のピンクと白が淡く輝くその姿は、かつて多くの旅人を魅了したが、今やその内部には不気味な存在が潜むという。今回は、ホテルMのウワサの心霊話を紹介する。
ホテルMとは?
阿賀町にあるホテルMは、1976年に建設された二階建ての宿泊施設である。
国道49号線沿いに位置し、その外観は淡いピンクと白の色合いが特徴的。
全10室で構成されており、一階がガレージスペース、二階が客室という配置だ。
ホテルMでは、フリータイムや休憩、宿泊の各種利用プランが提供されていた。
料金は、フリータイムで3700円、休憩で3700円、宿泊で4800円となっている。
このホテルには、営業当時から心霊現象が起きるとのウワサがある。
閉業時期は明確ではありませんが、2007年の電話帳には記載があり、2011年には建物が朽ち果て、閉業していたと思われる。
しかし、2019年5月現在でも建物は残っており、管理が行われている。
外壁には経年劣化が見られますが、大規模な損壊はなく、まだ現存している。
ホテルMの心霊現象
ホテルMの心霊現象は、
- 金縛りに遭う
- シャワーが勝手に出る
- ドアをノックする音が聞こえる
- ラップ音が聞こえる
- 体調不良になる
である。阿賀町の国道49号線沿いに佇む廃墟となったホテルMは、かつて営業していた頃から、謎めいた心霊現象が頻発していたとされている。
夜中に眠っていると、不気味な金縛りに遭ったり、浴室のシャワーが勝手に作動してしまったり、静かな宿泊室で突然ドアをノックするような音が聞こえたりと、不可思議な出来事がしばしば報告されていた。
特に、アジアンテイストの部屋では、その特異な雰囲気からか、不気味なラップ音が頻繁に聞かれたと云われている。
そして、一部の利用者は、霊的な影響によって十分な睡眠をとることが難しく、不安と苦悩にさいなまれたとも伝えられている。
現在は、かつての栄華を失い、荒廃した姿を晒している。
閉鎖された状態で放置され、時の経過と共にその謎めいた過去を偲ぶのみである。
廃墟ホテルM 闇に蝕まれし恐怖の宿
新潟県東蒲原郡阿賀町の片隅に佇む、廃墟ホテルM。
その姿はまるで死者の呻きがそこに宿るかのように、冷たく闇に沈んでいる。
日が暮れ、ホテルMの前には荒涼とした風景が広がる。草木はひしめき、木々の葉が風に揺れるたびに、まるで幽霊が住む森のさざめきを奏でるかのようだ。
そんな中、誠一と花子という二人の若者が、夕闇に包まれた廃墟の中へと足を踏み入れようとしていた。
足元には朽ち果てた廃墟の建物がそびえ立ち、その影が不気味に廊下を覆っている。
暗闇に飲み込まれた廃墟の中、二人の足音が唯一の響きを作り出す。
しかし、それ以上の音はない。
ただ、時折、風が廃墟の隙間を吹き抜け、異様なざわめきをもたらす。
誠一「ここがMホテルか…」
花子「もう帰りたい…」
誠一の声が廃墟に響くが、それに応えるように、廃墟の影が揺らめき、その中から不気味な声がこだまする。
不気味な声:「…誰かしら…」
花子はその声に震えながらも、足を止めない。
彼女の足取りは急速に鈍り、不安と恐怖が心を支配する。
しかし、彼女の好奇心が彼女を導いていく。
花子:「何か、変…」
その時、廃墟の奥から聞こえる音がより一層異様に響いた。
それは、まるで生き物の呻き声が廃墟の中に満ちるかのような音色だった。
誠一:「…ここまで来たんだ、逃げるわけにはいかない。」
しかし、彼らの言葉はただの口実に過ぎなかった。
廃墟の中には、彼らが知らぬ間に、何かが潜んでいるような気配が漂っていたのである。
ホテルMの場所・アクセス・地図
ホテルMの住所 | 日本、〒959-4631 新潟県東蒲原郡阿賀町取上4031 |
---|---|
交通アクセス | 新潟市から国道459号/国道49号 経由で46分 |
最寄りのバス停 | 小松(徒歩1時間7分)国道459号/国道49号 経由 |
最寄り駅 | 東下条駅(徒歩16分)国道459号/国道49号 経由 |
コメント