新潟県の奥只見シルバーライン。美しい湖畔を彩るその道路に、一つの恐ろしいトンネルが存在する。その内部には、失踪した作業員の霊が彷徨い、浮遊霊の溜まり場となっているという。今回は、奥只見シルバーラインのウワサの心霊話を紹介する。
奥只見シルバーラインとは?
奥只見シルバーラインは、新潟県道50号小出奥只見線として知られ、奥只見ダムまでを結ぶ道路である。
この名前は、かつてこの地域に存在した銀山に由来している。
奥只見シルバーラインは、国内最大級の貯水量を誇る奥只見ダムの建設工事用に造られた道路であり、全長22キロのうち、18キロがトンネルで覆われている。
これらのトンネルは1から19号までの番号が付けられている。
奥只見シルバーラインは、豪雪地帯に位置しており、冬季期間は閉鎖される。
また、二輪車の通行も禁止されている。
この道路の工事は非常に困難を極め、工事に伴う殉職者は合計で44名にのぼる。
そのうち17人は雪崩や凍死によって命を落としており、このことからも、この道路の建設がいかに過酷だったかが窺える。
#道の日 #びっくり道路選手権 新潟県奥只見シルバーラインの第9トンネル群。実際は複数のトンネルが繋がってるのだけど繋ぎ目も囲いに覆われてるため一本の長大トンネルのよう。特に下り方向は奈落の底へ向かっているようで不気味。おまけに殆ど素掘り pic.twitter.com/J1VYAJWOAH
— おみねみやこ9 (@Ominemiyako9) August 10, 2023
奥只見シルバーライン 豊かな歴史と観光の道
新潟県魚沼市内を走る新潟県道50号小出奥只見線は、上折立から奥只見ダムまでを結ぶ区間。
この道路は、かつて日本最大の電源開発事業のために建設されたもので、その先にあるのは2006年時点で国内最大の貯水量を誇る奥只見ダム(6億百万立方メートル)。
この道路は、奥只見ダムを造るための開発道路として設けられ、後に「奥只見シルバーライン」と呼ばれるようになり、年間15万台もの車が訪れる観光道路となったのである。
道路の開通は昭和32年(1957年)で、国営の電源開発株式会社によって施工。
3年の歳月と180万人もの労働力が投入され、全長22キロの資材運搬道路には、19本もの隧道が掘られ、合計18キロ以上のトンネル連続道路が完成。
ダム完成後もこの道路は一般に開放され、昭和46年(1971年)には観光有料道路として「奥只見シルバーライン」が開通。
その後、奥只見湖の観光資源としてだけでなく、尾瀬への最短ルートや国道のバイパスとしても機能し、春から夏、秋までの三季にわたり愛される観光道路となった。
昭和52年(1977年)には無料開放され、県道としても利用されている。
とにかく雪深いこのダムの建設はやっぱり雪が阻んでいた。
— にいがたさくら@小話する人 (@monkey_across) July 25, 2022
ダム建設予定地にへのアクセス道路づくりが一番の難所だったそうだ。
雪に耐えるため、全長22kmのうち18kmはトンネル。トンネルの建設途中にも雪崩などの死亡事故もあったそうだ。
なお現在は奥只見シルバーラインという県道になっている。 pic.twitter.com/ZfoLfQXewe
奥只見シルバーラインの心霊現象
奥只見シルバーラインの心霊現象は、
- 死亡した作業員の霊が出る
- 浮遊霊のたまり場になっている
である。奥只見湖シルバーライン。その名が示す通り、美しい湖畔を彩る道路として知られているが、この道路には一つだけ、恐ろしいトンネルが存在する。
そのトンネルは、浮遊霊の溜まり場として有名で、数々の怪談や都市伝説が語り継がれているという。
伝説によれば、このトンネルではかつてダム建設のために働いていた作業員たちの霊が出没し、その魂が未だに彷徨っていると云われている。
驚くべきことに、このトンネルの建設に携わった百名以上の作業員が、謎の失踪を遂げており、彼らの霊がトンネル内に取り残されているという者もいる。
実際にトンネルを訪れると、その中には不気味な霧が立ち込め、まるで死者の声が響き渡るかのような静けさが漂う。
トンネル内部は荒れ果てており、そこかしこに人の影のようなものが見える。
さらに、トンネル内には奇妙な現象が見られることも。
地面の高低差が激しく、上半分が霧に包まれている一方で、下半分は全く霧がかかっていないという不可思議な光景が広がっているらしい。
今日心霊スポットとされる奥只見シルバーライン行ってきた
— 'nWo'こけ茶 (@kokekokecha2000) November 26, 2021
大男が居た。
あと足が見えた。
けどそれらを差し置いて1番怖かった出来事は
雪降ってたことかな
超怖い
奥只見シルバーラインの恐怖
学校の見学で奥只見湖を訪れたとき、私たちは奥只見シルバーラインのトンネルを通ることになった。
その日は曇り空で、どこか不気味な雰囲気が漂っていた。
トンネルの中で、突然、頭が激しく痛み出した。
車酔いの薬を飲んでも効かず、ますます具合が悪くなってくる。
同行していた生徒たちも次々と不調を訴え、その場は一気に恐怖に包まれたのである。
そして、奥只見シルバーラインのトンネルでは、不可解な出来事が頻発。
夜中に通る車が、突如として消えたり、逆に現れたりすることがあり、その車両には誰もいないはずなのに、時折、幽霊のような姿が見えるというのだ。
また、あるカップルが夜にトンネルを通過したとき、前方から現れた対向車が、窓ガラスには何枚もの新聞紙やお札が貼り付けられていたという。
その車からは、不気味な気配がただよい、カップルは恐怖におののいた。
奥只見シルバーラインのトンネルは、ただの道路ではなく、未知の世界への扉ともいえる存在であるのかもしれない。
奥只見シルバーラインの場所・アクセス・地図
奥只見シルバーラインの住所 | 日本、〒946-0305 新潟県魚沼市 |
---|---|
交通アクセス | 新潟市から北陸自動車道 と 関越自動車道 経由で1時間49分 |
最寄りのバス停 | 近くにバス停はない |
最寄り駅 | 近くに駅はない |
コメント