大分県臼杵市にある六ヶ迫トンネル。このトンネルには女性や子供の霊が出現するという恐ろしい噂が数多く伝えられている。今回は、六ヶ迫トンネルのウワサの心霊話を紹介する。
六ヶ迫トンネルとは?
六ヶ迫トンネル(ろっかさことんねる)は、大分県臼杵市に位置し、かつて県道205号線の一部として多くの車両が行き交った隧道である。
全長169メートル、幅6.5メートルのこのトンネルは、1963年(昭和38年)に竣工された。
交通の要所として利用されていたが、臼杵坂ノ市有料道路の開通とその後の無料開放により通行量が激減し、現在は市道となっている。
トンネル内部は素掘りで壁や天井から水が滴り落ちており、湿気が漂う独特な空間となっている。
昼間でも薄暗く、照明設備がないため、夜間は完全に暗闇に包まれる。
そのため、古びた外観と相まって不気味な雰囲気を醸し出している。
また、1938年(昭和13年)にトンネル内で白骨死体が発見されたという記録もあり、この出来事が心霊話の発端とされることが多い。
六ヶ迫トンネルの心霊現象
六ヶ迫トンネルでは、以下の心霊現象が報告されている。
- 深夜2時に出現する白い服の女性
- 車に残る子供の手形
- 寝ている間に金縛りと子供の声を聞く
- トンネル内で謎の女性とすれ違うが振り返ると消えている
白い服の女性
六ヶ迫トンネルで最も有名な心霊現象は、深夜2時頃に現れる白い服の女性の霊である。
この女性は、トンネル内を車で通過するとすれ違うことがあり、驚いてバックミラーで確認すると、先ほどまでいた女性の姿は忽然と消えている。
目撃者の中には、急ブレーキを踏んだものの接触は感じず、「幽霊だったのではないか」と恐怖を語る者もいる。
子供の手形と金縛り
六ヶ迫トンネルを通過した後、車の窓やボディに小さな手形が付いていることに気付くドライバーも多い。
この現象と関連して、数日後に金縛りに遭い、耳元で子供の声が聞こえてくるという報告も寄せられている。
この声は楽しそうな笑い声やかすかな囁き声であり、体験者は「子供の霊がついてきたのではないか」と語る。
トンネル内での謎の女性
六ヶ迫トンネルでは、歩行者とすれ違うという目撃談も多い。
しかし振り返るとその姿は消えており、あまりにも短い時間で消えるため「現実の人間ではあり得ない」とされる。
この現象に遭遇した者は、「背筋が凍るような恐怖」を味わったと証言している。
六ヶ迫トンネルの心霊体験談
ある女性の体験によると、夜中に旦那とトンネルを通過する際、旦那が手を強く握りバックミラーを上向きにして何かを見ないようにしていたという。
後に話を聞くと、旦那はトンネル内で女性と子供の霊を3度目撃していた。
彼女は霊を見ていなかったものの、トンネル内部に「ただならぬ雰囲気」を感じていたという。
また、霊感の強い友人と訪れた男性は、トンネル付近で白い服を着た女性が立っているのを目撃。
急ブレーキをかけるも間に合わなかったが、衝撃を感じなかったため「幽霊だった」と確信したという。
六ヶ迫トンネルの心霊考察
六ヶ迫トンネルが心霊スポットとして知られる理由は、過去の事件やその環境に起因している可能性がある。
1938年に白骨死体が発見された事実や、湿気が漂い薄暗いトンネルの雰囲気が、心霊現象の噂を助長しているのかもしれない。
また、深夜に訪れると完全に暗闇に包まれるため、心理的な恐怖が増幅され、何かしらの現象を「霊的なもの」として認識しやすくなると考えられる。
さらに、地元ではトンネルの構造や環境に起因する「霊道」の存在を語る者もいる。
この霊道が、霊的なエネルギーを引き寄せる場となっているのではないかという推測も根強い。
結論
六ヶ迫トンネルは、その歴史や独特な雰囲気、目撃談の多さから、地元で有名な心霊スポットとなっている。
訪れる際は、心霊現象の噂に心を揺さぶられすぎないよう、冷静な気持ちで安全を確保して行動することが求められる。
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