倶利伽羅古戦場跡地(倶利伽羅峠)

倶利伽羅古城跡地」と呼ばれる場所は、富山県小矢部市に位置し、昔、源平倶利伽羅合戦の舞台として名を馳せた地。今では観光地として広く知られているが、その裏には心霊現象が頻発するという話も。今回は、倶利伽羅古戦場跡地(倶利伽羅峠)のウワサの心霊話を紹介する。

倶利伽羅古戦場跡地(倶利伽羅峠)とは?

倶利伽羅峠は、石川県と富山県を跨ぐ「北陸道」に位置し、平家と源氏の歴史的な戦いである倶利伽羅源平合戦の重要な舞台だった。

この合戦は、両家の運命を左右する出来事として特に記憶されている。

『源平盛衰記』に記された木曽義仲の「火牛の計」は有名で、平維盛率いる平家軍と木曽義仲率いる源氏軍との闘いの中で使用された。

合戦当日、平維盛は倶利伽羅山に陣を張り、7万余りの兵力を擁し、一方、義仲は埴生八幡宮で祈願を捧げた後、夜になってから奇襲を仕掛けたのである。

北側の黒谷から400から500頭の牛に火をつけた松明をつけ、4万余りの軍勢と共に平家軍の陣に襲いかかった。

平家軍は昼間の進軍で疲弊しており、奇襲に混乱し、多くの者が地獄谷に追い詰められた。

この出来事により、地獄谷と膿川と呼ばれる谷川が名付けられ、白装束の人影は埴生八幡宮の八幡大菩薩のお加護とされているらしい。

また、倶利伽羅峠周辺では、「火牛の計」に関連した伝統的な郷土芸能である「牛舞坊」が継承されており、他の地域にも平家伝説に関連した史跡が点在している。

倶利伽羅古戦場跡地(倶利伽羅峠)の心霊現象

倶利伽羅古戦場跡地(倶利伽羅峠)の心霊現象は、

  • ライトやスマホの電源が突然切れる
  • 武士の霊の目撃
  • 鎧を着た者の足音や刀を振る音が聞こえる

である。倶利伽羅峠は、源平倶利伽羅合戦の舞台として有名。観光スポットとして知られているが、地元の人々にとっては心霊スポットとして近寄り難い場所としても知られているらしい。

合戦で命を落とした武士たちの遺体が地獄谷を埋め尽くし、川の水を赤く染めたと伝えられている。彼らの無念の霊は今もなお成仏せず、この辺りを彷徨っていると云われている。

ライトやスマホの電源が突然切れる、武士の霊が目撃されるなど、怪奇現象が起きているとの報告がある。

鎧を着た者の足音や刀を振る音が聞こえることもあるらしい。

この場所が心霊スポットとされる理由は、多くの武士が悲惨な最期を迎え、その霊が現れるとされている。

夜になると川から呻き声が聞こえるとも云われ、峠付近でなぜか女性の霊が目撃されるとのことだが、その出没の原因は分かっていない。

血塗られた倶利伽羅峠

昔々、倶利伽羅峠では源平倶利伽羅合戦が繰り広げられたと云われている。

その土地には今でも武士たちの霊が住み着いているという恐ろしいウワサが立ち込めているのだ。

ある晩、若者の太郎が仲間たちと共に倶利伽羅峠を訪れることになった。

彼らは怖い話を聞きながらも、興奮と好奇心でいっぱいだった。

峠に着くと、夜空は薄明かりで覆われ、不気味な静けさが漂っている。

仲間たちと一緒に歩くうちに、彼らの足音が重く響き、まるで誰かが近くにいるような錯覚になった。

突如としてライトが消え、暗闇が彼らを包み込む。

急いでスマホを取り出しても、画面は一切反応せず、慌てた彼らは不安に駆られる。

その時、後ろから聞こえてくる足音に太郎は驚いた。

その足音はただの足音ではなかった。

それは鎧を着た者が歩く音、そして刀を振る音だったのである。

彼らは息を殺して立ち尽くした。

暗闇の中、足音がどんどん近づいてくるのが分かる。

彼らの心臓は高鳴り、恐怖が全身を支配した。

その時、彼らは川から異様な呻き声が聞こえるのに気付いた。

その声は哀しみと怨みに満ちていて、背筋が凍るような感覚になる。

仲間たちと共に、太郎は恐ろしい現実を直視した。

立ちすくむ彼らの前に、白装束の女性の霊が立っていたのだ。

彼女の瞳は悲しみに満ち、彼らを見つめていた。

彼らは震える手でお供え物を差し出し、その霊に平和を願う。

すると、女性の霊はゆっくりと消えていった。

彼らは一目散に峠を下り、安堵の息をつく。

彼らの心には決して忘れられない記憶となったのである。

倶利伽羅古戦場跡地(倶利伽羅峠)の場所・アクセス・地図

倶利伽羅古戦場跡地(倶利伽羅峠)の住所 日本、〒932-0836 富山県小矢部市埴生
交通アクセス 富山市から北陸自動車道 経由で55分
最寄りのバス停 くりから不動寺(徒歩8分)源平ライン 経由
最寄り駅 倶利伽羅駅(徒歩1時間3分)県道286号 経由

倶利伽羅古戦場跡地(倶利伽羅峠)の地図(Googleマップ)

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  • ハルシオン 2023年7月16日 at 9:33 PM on パチンコ新天地(廃パチンコ店)|ウワサの心霊話先月通りかかったら、どうやら解体が始まったのか建物が壊されていましたね。 昨年の春、深夜3時過ぎにこそっと忍び込んだことがあるのですが、30年近く前のパチスロが出入口に捨てられ無惨な姿になっているのを見てゾクッとしました。残されたままのイス、ぽつりと残されたドル箱、閉店直前から止まったままのカレンダー、いろんなものに寂しさを感じました。 オープン当時は経済としてのバブルは崩壊真っ只中でしたが、奇しくもこの頃は空前のパチスロブーム到来の時期でもありパチンコ業界にとってはバブル期でした。当時の道路交通事情がよく分からないのでなんとも言えませんが、今となってはこんな場所に客集まるのか?と疑ってしまうような無謀な立地に感じました。10年足らずで潰れてしまったことを考えても、案の定やはりこの「新天地」を選んだのは間違いだった、のかもしれませんね…。
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