富山県を横断する北陸自動車道。その全長約487kmに及ぶ道路は、日本海国土軸の発展に欠かせない重要な高速道路として、新潟から富山、石川、福井、滋賀へとつながっている。しかし、この道路には不思議な出来事が起こるという話があるという。今回は、富山県の北陸自動車道のウワサの心霊話を紹介する。
富山県の北陸自動車道とは?
北陸自動車道は、日本海国土軸の発展を支える重要な高速道路で、新潟県から富山県、石川県、福井県、滋賀県へ至る全長約487kmの道路である。
全線が4車線で整備されており、中日本高速道路(NEXCO中日本)と東日本高速道路(NEXCO東日本)が管理・運営を行っている。
この道路は、国道8号とほぼ並行しており、高速道路ナンバリングでは「E8」とされ、カラーは金沢の街並みをイメージしたベンガラ色。
北陸自動車道は北陸地方の主要都市を網羅し、国内で3番目に長い高速道路として知られている。
一部区間では路線が左右反対になっており、特に冬季には吹雪やスリップが多発し、交通障害が起こることがある。
富山県の北陸自動車道の心霊現象
富山県の北陸自動車道の心霊現象は、
- 自転車に乗った老婆の霊が現れる
である。富山県の北陸自動車道には、恐ろしい心霊現象が語り継がれている。
それは、自転車に乗った老婆の霊が現れるというものだ。
ある晩、新潟中央JCTから米原JCTへ向かう途中、友人と遠出して食事を楽しんだ帰り道のことだった。
深夜、高速道路を走行中、突如として路肩に自転車に乗った老婆の姿が現れたのである。
その時間帯は真夜中で、周囲は暗闇に包まれていた。
彼らの車は時速100kmで走っていたが、老婆は不気味に微笑みながら少しずつこちらに近づいてきたという。
通常、自転車の平均時速は20〜30km程度。
しかし、その老婆は我々の車と同じ速度で並走し始めたのだ。
その姿は異様で、まるでこの世のものではないかのようだったらしい。
深夜の高速道路での不可解な出来事
友人の太郎と私は、新潟中央JCTから米原JCTへ向かう高速道路を走行していた深夜。
日常の喧騒を忘れ、美味しい食事を楽しんだ後の帰り道だった。
空には雲一つない満月が輝いていたが、その光はかえって不気味な雰囲気を醸し出していた。
「おい、あれは何だ?」太郎が突然言った。
彼の視線の先には、暗闇の中でぼんやりと浮かび上がる人影があった。
「自転車に乗った老婆じゃないか?」私は目を細めて確認した。
「深夜の高速道路で自転車なんて、ありえないよな。」太郎は疑念を隠せない様子でハンドルを握り締めた。
私たちの車は時速100kmで走っていたが、その静寂を破るかのように老婆はゆっくりと近づいてきた。
ライトに照らされた彼女の姿はますます不気味で、老婆はぼろぼろの和服を身にまとい、髪は乱れて風に吹かれていた。
その姿が、まるで何十年も前からこの場所にいたかのように思えた。
「どうしよう、近づいてきているぞ。」私は不安を押し殺して言った。
「なんでこんなところにいるんだ?」太郎の声も震えていた。
通常、自転車で平均時速20〜30km程度しか出せないはずなのに、老婆は我々の車に追いついてきた。
彼女の顔がライトに照らされると、その不気味な微笑みがはっきりと見えた。
まるで私たちを嘲笑うかのようだった。
「なんで…?」私は動揺して言葉を失った。
「どうする?抜かしたほうがいいのか?」太郎は焦りながらも冷静さを保とうとしていた。
そして、老婆は突然視界から消えた。
まるで煙のように、何もなかったかのように。
「消えた…?」私は信じられない気持ちで呟いた。
その瞬間、車内の温度が一気に下がったかのような感覚が走った。
太郎と私は互いに顔を見合わせ、言葉を失う。
何が起こったのか、まったく理解できなかったのだ。
「今の、何だったんだ?」太郎が呟く。
「わからない。でも、あの老婆は…」私は声が震えていた。
その後、私たちは無言で車を走らせ続けた。
車内のラジオから流れる音楽も、月明かりに照らされた道路も、すべてが異様に感じられる。
私たちの頭の中には、老婆の不気味な微笑みが焼き付いていた。
高速道路を走りながら、私たちはあの不可解な出来事について語り続けた。
もしかしたら、あれはこの世のものではなかったのかもしれない。
そう思うと、背筋が寒くなるのを感じるのだ。
富山県の北陸自動車道の場所・アクセス・地図
富山県の北陸自動車道の住所 | 日本、〒939-2701 富山県富山市婦中町西本郷 |
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交通アクセス | 富山市から県道62号 経由で22分 |
最寄りのバス停 | 西本郷公民館前(徒歩6分)徒歩で行くと下から見上げることになる |
最寄り駅 | 婦中鵜坂駅(徒歩11分)徒歩で行くと下から見上げることになる |
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