真玉橋は、女性を生贄に生きたまま埋められたという伝説が残る橋である。今回は、真玉橋のウワサの心霊話を紹介する。
真玉橋とは?
真玉橋は、那覇市にある国場川に架かる橋で、大永2年(1522年)に首里城や那覇港を軍事要素で防御する目的で尚真王(しょうしんおう)により架けられた橋である。
首里王府と島尻を結ぶ交通の要所でもあり、1708年には木造から5連の石造りアーチ橋へ架け替え工事を完了し、その後大改修工事が1837年にあった。
琉球王国が消滅後にも石橋は存在していたが、沖縄戦で橋の一部が破壊され、戦後はアメリカ軍による鉄橋架設工事が行われた。
1995年の試掘調査で埋もれていた真玉橋の石橋遺講が確認され、翌年の調査では石畳やアーチ部分が発掘されている。
真玉橋の心霊現象
真玉橋の心霊現象は、
- 人柱となった女性の霊がでる
である。真玉橋は元々木造の橋であったが、大雨が降るたびに流されてしまうため、石造りのアーチ橋にすることになったそうだ。
だが、建設中に大雨が降ると造りかけの橋が流され工事は進まなかったそうだ。
困り果てた役人が、霊媒師をたずねると「完成させたければ、子年生まれで七色の元結をした女性を人柱にすることだ」と告げられた。
役人は、告げられた女性をいたるところで探し、条件にあった女性を見つけ出した。
女性は、誰かが私を陥れようとしていると訴えたのだが、聞き入れられず女性は人柱として埋められたという。
その後、真玉橋では人柱となった女性の霊の目撃が後を絶たないそうだ。
女性の霊を見たという時間帯は決まっており、小雨が降る丑三つ時の午前2時前後にぼんやりと橋の側で立っている。
女性を見た者は事故に遭うなど命の危険があるらしく、面白半分でこの地を訪れないように助言をする者もいるのだとか。
真玉橋の場所・アクセス・地図
真玉橋の住所 | 〒901-0201 沖縄県豊見城市真玉橋 |
---|---|
交通アクセス | 那覇市から国道330号 と 古波蔵大通り/国道507号 経由で8分 |
最寄りのバス停 | 真玉橋(徒歩4分)古波蔵大通り/国道507号 と 県道11号 経由 |
最寄り駅 | 壺川駅(徒歩35分)古波蔵大通り/国道507号 経由 |
コメント