富士ガリバー王国(跡地)は、ネガティブなイメージを払拭するために開設されたテーマパークであったが、全体的に重々しいという雰囲気だったという。この場所では従業員ですら疎遠するミラーハウスという心霊スポットがあったのである。今回は、富士ガリバー王国(跡地)のウワサの心霊話を紹介する。
富士ガリバー王国(跡地)とは?
富士ガリバー王国は、山梨県にあったアミューズメントエコロジーテーマパークだった。
正式名称は「富士ガリバー王国」ですが、「ガ〇バー王国」とも呼ばれていた。
このテーマパークは、かつてオウム真理教の拠点があった場所に位置しており、1995年の地下鉄サリン事件でネガティブなイメージが広まった。
このイメージを払拭するために、新潟中央銀行の融資によって開設されたという。
富士ガリバー王国は平成9年(1997年)に開園。
テーマはおとぎ話のキャラクターであるガリバーであり、広大な敷地には「ガリバー島」と呼ばれる45mのガリバー像があった。
「ふれあい牧場」という場所では、ワラビーやトナカイ、ウサギ、羊などが飼育されていた。
「ボブスレーコース」と呼ばれる野外コースや室内コースもあり、リュージュを楽しむことができたらしい。
さらに、北欧の町並みを再現した「スカンジナビア広場」や、メルヘンチックなショップやレストランが建ち並ぶ「北欧村」などもあった。
ガリバー島では、ガリバーの冒険をフランスの人形劇で演じる「ガリバー劇場」や迷路、立体音響装置のアトラクションなども楽しむことができたのである。
平成10年(1998年)には大型の観光用気球「ジャイアントバルーン」がオープンしたが、後に廃止。
入園料は大人が1,500円、子供が800円。
だが、バブル崩壊により、1999年にメインバンクの新潟中央銀行が経営破綻、富士ガリバー王国の業績も悪化した。
加えて、アクセスの悪さや富士急ハイランドとの競合もあり、運営が困難になり、その結果、平成13年(2001年)に閉園。
閉園後、ガリバー像が横たわる廃墟として知られるようになり、廃墟ブームのスポットとして注目された。
一部の建物は取り壊されたが、基礎やガリバー島の構造は空中写真から確認することができた。
現在では、数棟の建物の跡地や基礎跡を除けば朽ちたコンクリートの地面が残っているという。
ガリバー終焉の地
— 飛茶瓶洞主@江古田フライングティーポット (@tobichabindou) June 2, 2023
廃墟となった富士ガリバー王国・山梨県南都留郡富士河口湖町
1997年閉園 pic.twitter.com/Nj4scZVmi3
富士ガリバー王国(跡地)の心霊現象
富士ガリバー王国(跡地)の心霊現象は、
- 女の子の霊が出る
- 動画に何者かの声が入る
- オーブが撮れる
である。富士ガリバー王国(跡地)は、2005年3月発売のビデオ『ほんとにあった!呪いのビデオ15(10話)ニューロシス』にも取り上げられている。
園内にあったミラーハウスで心霊体験が多くあるらしく、鏡に女の子の幽霊が映ることが多々あったそうだ。
ミラーハウスにある鏡の場所は従業員ですら疎遠していたらしく、閉園した後もしばらくの間取り壊されず、他のアトラクション同様に廃墟化したらしい。
富士ガリバー王国に訪れた者の中には、全体的に重苦しい雰囲気だったらしく、体調不良になる者もいたという話も。
心霊スポットになった理由として、磁場が関係しているという説や、自殺の名所である青木ヶ原樹海が近くにあることも関係しているのではないかというさまざまな見解がされている。
もともとオウム真理教の修行やリンチにより、多くの人が亡くなっている場所であると云われていることから、よくないものがこの場所に憑いている(呪われている)のではないかと云われていたそうだ。
心霊スポットとして有名になったきっかけは呪いのビデオ15からだと云われており、誰もいないミラーハウスの中で女性の叫び声や子供の声が聞こえるという内容だったという。
現在、ガリバー王国の廃墟は取り壊され、更地となっている。
最初は心霊写真やら何やらですが、半分ぐらいから本編。富士ガリバー王国と言う廃墟のミラーハウスにて美少女二人が遭遇するおばさんが子供を叱る声と子供の悲鳴が聞こえてくる、不気味な映像です…。
— ヨシツゴ キヨシ@検索してはいけない (@yosituguo) September 28, 2017
富士ガリバー王国(跡地)の場所・アクセス・地図
富士ガリバー王国(跡地)の住所 | 日本、〒401-0338 山梨県南都留郡富士河口湖町富士ヶ嶺2−4 |
---|---|
交通アクセス | 山梨市から精進ブルーライン/国道358号 経由で約1時間12分 |
最寄りのバス停 | 県境(徒歩1時間26分)県道71号 経由 |
最寄り駅 | 部温泉駅(徒歩7時間18分)国道300号 経由(車で49分) |
コメント