静岡県伊東市と伊豆市をつなぐ冷川峠は、箱根連山から連なる山と天城山地との境にある、比較的低く緩やかな峠である。だが、心霊現象の話で地元では有名であるという。今回は、冷川峠のウワサの心霊話を紹介する。
冷川峠とは?
冷川峠は、静岡県伊東市と伊豆市を結ぶ峠である。
他の伊豆半島を横断する峠に比べて、標高が低く緩やか。
峠を越えるには静岡県道59号伊東西伊豆線を使う。ただ、樹木が多くて見通しが悪いのが難点である。
冷川峠は、明治39年(1906年)に県道伊東大仁線が開通して以来、比較的新しい峠として、柏峠に替わる東伊豆と中伊豆をつなぐ幹線として機能していた。
しかし、有料道路中伊豆バイパス(静岡県道12号伊東修善寺線)の開通に伴い、交通量が減少した。
更に中伊豆バイパスが無料になったことで、冷川峠を通る者が減少した。
現在は、伊豆市側に伊豆スカイラインの冷川ICがあり、旧道は静岡県道12号の指定が外れている。
険しい地形の為、極難の峠と云われていた。
ここから伊東への隧道を完成させ、伊豆~伊東間の近道として利用され伝承や史跡が残る歴史有る峠である。
現在隧道は廃道とのこと。
冷川峠。 pic.twitter.com/pGeea8EPD3
— じ~@京都 4/24-山梨県 (@cyclistGGi) April 23, 2022
冷川峠の心霊現象
冷川峠の心霊現象は、
- 着物姿の女性の霊が現れる
である。伊東市と伊豆市をつなぐ県道59号線の峠道で、峠の近くでは着物姿の女性の幽霊が出ると地元では云われている。
この女性の幽霊は、車で峠を走行中に車と同じ速度で横に現れるとされているという。
峠の頂上付近には、明治以前に使われていた柏峠への分岐があるため、古い時代の霊が出現する可能性もあるらしい。
冷川峠と柏峠の分岐点にあるおちいじょ観音の伝説
冷川峠の頂上付近にある、柏峠との分岐点も近くにある。
柏峠の方では、「天狗」や「おちいじょ観音」といったいくつもの伝説が残されているらしい。
おちいじょ観音は母親を無くした乳児のために、大見村より峠を越え、毎日乳を与えに通っていたとのこと。
もしかすると、この場所に現れる車と同じ速度で現れる女性の霊は「おちいじょ観音」かもしれないというウワサである。
おちいじょ観音、伊東の昔話でやるからね。近くに石仏も。 pic.twitter.com/LwotLmBX1f
— 田中健一 (@kentabear1) February 20, 2021
冷川峠の場所・アクセス・地図
冷川峠の住所 | 〒414-0054 静岡県伊東市鎌田 |
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交通アクセス | 富士市から東名高速道路 と 伊豆縦貫自動車道/国道1号 経由で約1時間10分 |
最寄りのバス停 | 冷川峠(徒歩1分) |
最寄り駅 | 南伊東駅(徒歩3時間8分)県道12号 経由 |
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