岸根公園は、戦前から計画されていた公園が戦争により高射砲陣地となり、戦後は米軍に接収されていた歴史を持つ。ベトナム戦争中には野戦病院が設置され、多くの負傷兵や戦死者が運ばれたことが、この場所にまつわる数々の心霊現象の元となっているとされる。今回は横浜市にある「岸根公園」にまつわるウワサの心霊話を紹介する。
岸根公園とは?
岸根公園は、神奈川県横浜市港北区と神奈川区にまたがる広大な公園であり、季節ごとにさまざまな自然が楽しめる場所として親しまれている。
公園の歴史は戦前から始まり、もともとは防空公園として計画されたが、戦争の影響でその計画は中止され、戦時中には高射砲陣地が設置された。
また、戦後は米軍に接収され、岸根キャンプとして使われていたが、1970年に土地が返還され、公園として整備された。
その後、ベトナム戦争中には野戦病院が開設され、数多くの傷病兵がここに運ばれたという歴史を持つ。
岸根公園の心霊現象
岸根公園には、過去の戦争や病院としての歴史に関連した心霊現象が多く報告されている。ウワサされている心霊現象は以下の通りである。
- 黒人兵の幽霊の目撃
- 土の中から上半身だけ出した幽霊が見える
- 夜中に謎の光(発光体)を目撃
- 公園内で聞こえる奇怪なラップ音
この公園では、戦時中に亡くなった兵士や、病院で治療されたが助からなかった人々の霊がさまよっているといわれている。
特に多いのは、黒人兵の幽霊の目撃談で、夜間にランニングしている最中に、突然背後から気配を感じ振り向くと、そこには誰もいないが、黒い影のようなものが追いかけてくるという話がある。
また、公園内の篠原池では、昔の米軍の病院があった時代に、戦死者の遺体がこの池で処理されたというウワサがあり、池の水が血に染まったという都市伝説がある。
このため、池に近づくと不気味な気配を感じる人が多いという。
岸根公園の心霊体験談
ある人が夜中に公園でジョギングしていた際、背後に誰もいないはずなのに、足音や人の気配を感じ、恐る恐る振り返ったところ、黒い人影が見えたという。
また、他の人は夜間に公園で写真を撮った際に、必ずと言っていいほど心霊写真が撮れるという報告がある。
特に篠原池周辺では、白いオーブのような光が映り込むことが多く、写真に不気味なものが映り込むことが頻繁に起きるようだ。
岸根公園の心霊考察
岸根公園は、その過去の歴史と戦争の影響を強く受けた場所であり、多くの兵士がこの地で命を落としている。
特にベトナム戦争時代には、多くの死者や傷病者が運び込まれていたため、その霊が未だにこの公園にとどまっているのではないかと考えられている。
また、戦争で亡くなった人々の無念や悲しみが、現代においても心霊現象として現れている可能性が高い。
過去の戦争による犠牲者の霊がさまよっているこの場所は、夜間に訪れると不気味な気配が漂い、心霊現象が体験できる可能性があると言われている。
コメント