旧総谷トンネルは、『三重県最恐の心霊スポット』とも呼ばれている場所で壮絶な事故が起きたことが原因だと考えられている。今回は、旧総谷トンネルのウワサの心霊話を紹介する。
旧総谷トンネルとは?
旧総谷トンネルは、近鉄の東青山駅から「四季のさと」という公園から行くことができる。
案内標識もあり「旧総谷トンネル(行き止まり)」と方向が示されているため分かりやすい。
辿り着くまでの道のりは、建物や街灯がなく辺りは真っ暗なので怖い雰囲気が漂っている。
旧総谷トンネルの列車衝突事故
昭和5年(1930年)に開業し、当初は単線での運行であったのだが、昭和45年(1970年)初頭には列車本線が増加し、大阪線の全線複線化の計画がなされていた。
そんな矢先、昭和46年(1971年)10月25日に総谷トンネル内の先にある青山トンネルで何本もの車両がATS(自動列車停止)装置の故障のため緊急停止していた。
夕刻になり青山トンネルでATS故障のため停止していた車両のブレーキを人的ミスにより解除してしまい車両は歯止めを失い下りはじめる。
同時刻に別の列車が旧総谷トンネルに近づきつつあり、青山トンネルからスピードを増してきている列車と上りの列車が旧総谷トンネルで正面衝突をした。
上り列車の運転手は危険があるにも関わらず命がけでブレーキをかけたが間に合わなかった。
死者25名、負傷者225名の大惨事になったのである。
平成21年(2009年)38年の歳月が流れ、新たな路線が開通したためこのトンネルを含む一部の路線が廃線となった。
三重心霊スポット⑧
— かわうそ (@wug0029) August 9, 2020
旧総谷トンネル (津市)
1971年の列車事故で25名が事故死した廃トンネル。
自動停止装置の誤作動により停車した列車が点検中に急勾配を猛スピードで暴走。脱線し転落した所へ対向してきた列車と正面衝突。
事故後は新トンネル開通で廃道となるも、現在も花がお供えされている pic.twitter.com/XnM743Tyvm
旧総谷トンネルの心霊現象
旧総谷トンネルの心霊現象は、
- 女性の霊が現れる
- 男性の霊が現れる
- 女性のすすり泣く声が聞こえる
などである。総谷トンネルの列車衝突事故が起きた後、トンネルが利用されなくなったあたりからトンネル内で女性の霊の目撃が多々あるらしい。
トンネル内では多数のうめき声がトンネルに響き渡ると云われ、心霊スポットとして有名になったそうだ。
夜中にトンネルに行くと、トンネル内から冷たい空気が流れており、入口だけでも恐怖で震えるほどであるという。
トンネルの天井からは水が滴り落ち、ただならぬ気配に足元がすくむ者も多くいるらしい。
トンネル内を進んで行くと、深い霧が体を覆うらしく、ライトの光は霧によって遮断され、まるで異次元に迷い込んだかのようになるのだとか。
壁の至るところから水が湧き出ており、ところどころのコンクリートにシミがあり、より不気味さを醸し出す。
霧に混じって時折、人の顔のようなものが写り込むらしいのだが…。又、壁には血痕と思われるシミが残っているという話も。
無人駅の「西青山駅」では、電車に乗り込もうとする男性の霊や、窓口に座る女性の霊の目撃があるらしい。
肝試しで訪れた者の中には、黒い影を目撃した者もいるらしく、未だに女性の声が聞こえる現象があるという。
東青山駅へ立ち寄ったり、近鉄大阪線の旧線である総谷トンネルへ
— レオちんゆー(元レオブルー) (@LEOchinyu_0831) May 25, 2022
約50年前の正面衝突事故で250人以上の方が死傷した忌まわしい事故の現場となり、最近では三重県心霊スポット扱いされてるとか……
心霊とかフザけた目的ではなくずっと立ち寄りたかった場所で手を合わせてきました pic.twitter.com/UFMSrp1UUN
旧総谷トンネルの場所・アクセス・地図
旧総谷トンネルの住所 | 〒515-2623 三重県津市白山町上ノ村 |
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交通アクセス | 津市から伊賀街道/国道163号 と 広域農道グリーンロード 経由で38分 |
最寄りのバス停 | 川久保(徒歩36分)県道119号 経由 |
最寄り駅 | 佐奈駅(徒歩23分)初瀬街道/国道165号 経由 |
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