中村遊郭は、名古屋最大の遊郭跡で現在は、下町の雰囲気のみを残し、現存する遊郭跡は数軒となっている。だが、遊郭であるが故になのか霊を出るなどの話が後を絶たない。今回は、中村遊郭のウワサの心霊話を紹介する。
中村遊郭とは?
中村遊郭は、大正12年(1923年)に開業し、かつて名古屋駅の西側、中村区の大門という地区に日本最大の遊郭があった。
遊郭とは、公に許されていた遊女屋を集め、塀などで区切った地域のこと。
昭和12年頃(1937年頃)にピークを迎え「遊興代の高いことに関して日本一」と呼ばれていたが、日中戦争を機に規模が縮小し、戦時中には軍事工場として再利用された。
かつては、この区画で1600人以上の娼妓が在籍していたという記録もあるようだ。
中村遊郭跡は、現在は遊郭から転業した料亭や旅館、ソープランド等が立ち並び、大門地区の境界を示す「中村大門」が当時のまま残されている。
近年では建物の老朽化が問題となり、次々と妓楼の取り壊しが進んでいる。
中村遊郭の稲本楼、取り壊しってほんとですか。 pic.twitter.com/SV9Z2jqvj8
— 浮き輪 (@junsuikaidan) April 17, 2018
中村遊郭の心霊現象
中村遊郭の心霊現象は、
- 遊女の霊が出る
である。遊郭であることから、病気で亡くなる者や、思い悩み自ら命を絶つ遊女も多くいたらしく、今でも浮かばれない遊女の霊が出るとウワサされている。
中村日赤病院のある場所に「遊里ヶ池」という池があり、亡くなった遊女が投げ込まれることや、投身自殺が多くあったそうだ。
その後、池は埋め立てられ病院が建てられたそうだが、現在も遊女の霊が病院西棟あたりで出るらしく、慰める弁天社の祠があるそうだ。曰くのある病院としてウワサされているという。
大正初期には、この遊郭で亡くなった遊女の霊がすすり泣く声が聞こえたという話も。
遊郭のいわくありそうなところ、遊女の霊より水子の霊が強そう。
— マロ (@oooosakanakun) November 6, 2021
遊郭跡が住宅地になるパターンあるけど、入居者は知ってるんだろうか…
名古屋の中村遊郭は遊郭の元締め跡地はピアゴになってたね。 pic.twitter.com/7HjKCUuWid
中村遊郭の場所・アクセス・地図
中村遊郭の住所 | 〒453-0027 愛知県名古屋市中村区大門町10 |
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交通アクセス | 名古屋市から外堀通り 経由18分 |
最寄りのバス停 | 大門通(徒歩5分)新大門商店街 経由 |
最寄り駅 | 中村日赤駅(8分)県道190号 経由 |
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