ホテルロマン

新潟の岩船郡関川村に潜む、かつての愛の舞台が忘却と怨念の廃墟へと変貌した。廃ホテルロマンは、その荒涼とした姿で訪れる者を恐怖に陥れるという。今回は、ホテルロマンのウワサの心霊話を紹介する。

ホテルロマンとは?

新潟の岩船郡関川村に位置する廃ホテルロマンは、かつてのラブホテルの廃墟だ。

事実か不明であるが、その建物は、かつては賑わいを見せていたが、オーナーのお婆さんが病気で亡くなり、管理室で息を引き取った後、次第に廃墟化していったという話がある。

広大な駐車場の隅に、その廃墟は佇んでいる。

中には荒らされ、客室が10室ほどと管理室があるが、荒れ果てた車庫には物が散乱している。

廃墟のトイレ前の広い駐車場の端まで足を踏み入れると、その荒廃が目に飛び込んでくる。

入り口にはコンクリートブロックが置かれ、車は立ち入れないようになっているが、人間は侵入可能だ。

草が枯れ果てている光景が目に映り、その荒涼とした雰囲気が漂っている。

コンクリートのブロックの前で、車が入れない一方で、人は入れるという状況。

季節が変わり春が近づくにつれて、草は生い茂り、夏や秋になれば雑草が繁茂し、建物へのアクセスがより困難になるだろう。

閉まったシャッターを眺めながら、何組のカップルがこの場所で過ごしたのか、その想像が広がる。

建物の脇にある入り口から内部に足を踏み入れるかもしれないが、その行動には何かしらの躊躇があるだろう。

ホテルロマンの心霊現象

ホテルロマンの心霊現象は、

  • 1号室に女性の霊が出る
  • 6号室で霊の気配がする

である。関川村に位置する廃ホテルロマンは、かつては愛の巣として知られ、多くのカップルが訪れたが、今やその姿は忘却の彼方へと消え去った。

しかし、その廃墟は今でも恐怖の温床となっている。

廃墟の中に足を踏み入れると、荒れ果てた客室が10室ほど広がっており、それぞれが忘れ去られた愛の物語を語りかけるかのようだ。

しかし、特に6号室は異様な空気が漂っており、霊の気配を感じると云われている。

壁がめくれ、床は不気味な湿気で柔らかく、何かがこの部屋に留まり続けているような感覚に襲われるだろう。

廃ホテルのすぐ隣にそびえる廃トイレは、荒廃した外観とは裏腹に、中には不穏な気配が漂っている。

板で封鎖された入口からは、人の手が入り込むことは許されないようだ。

この廃トイレには、何か邪悪なものが潜んでいるような恐怖感が漂っているという。

そして、1号室には女性の霊が住み着いているというウワサがある。

その女性の霊がオーナーの霊という話もあるが、詳細不明だ。

この部屋は他の部屋よりも荒らされ、壁には不気味な模様が残されている。

部屋の中には、時折女性の囁き声が聞こえることも。

この廃ホテルロマンは、地元の一部の人々にとって、悪夢のような存在として焼き付いており、訪れる者には決して忘れられない恐怖の体験をもたらすのである。

ホテルロマン 廃墟の誘い

夜が更け、闇が廃墟を覆い尽くす。

月明かりだけが、荒れ果てた建物の廃墟を淡く照らしている。

風が冷たく、草のざわめきが不気味な静けさをさらに強調する。

男性と女性は手を繋ぎ、歩みを進める。足元の草は湿っており、足音が響く。

廃墟の壁には、蔦が絡みつき、窓ガラスは割れて破片が散乱している。

駐車場には、放置された車がゆがんでいた。

突然、女性が声を上げる。

「あれ、1号室の窓から何か見えるわ。」

女性の指さす先には、部屋から微かな光が漏れている。

男性は不安げに顔を歪めた。

「何かいるように見える…行くべきじゃないよ。」

「でも、私、中に入ってみたいな。何か探ってみようよ。」

女性の表情には興奮がにじみ出ていたが、同時に恐怖も感じられる。

男性はためらいながらも、女性の手を引き、廃墟の入口に向かって歩き出す。

すると、廃墟内から不気味な声が漏れてきた。

「助けて…」という男性のうめき声が、闇に混じって聞こえた。

「聞こえる…?あそこにいる人を助けなくちゃ!」

女性は男性を引き連れ、声のする方向へと急ぎ始める。

しかし、廃墟内部に入ると、光の源はなく、暗闇に包まれている。

突然、廃墟の壁に浮かび上がった女性の影が現れ、まるで不気味な笑みを浮かべて二人を見つめているようだった…。

ホテルロマンの場所・アクセス・地図

ホテルロマンの住所 日本、〒959-3200 新潟県岩船郡関川村楢木新田28−2
交通アクセス 新潟市から新潟区間/日本海東北自動車道 と 国道113号 経由で1時間4分
最寄りのバス停 下関(徒歩58分)県道272号 と 国道113号 経由
最寄り駅 越後下関駅(徒歩56分)県道272号 と 国道113号 経由

ホテルロマンの地図(Googleマップ)

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この記事へのコメントはありません。

  • ハルシオン 2023年7月16日 at 9:33 PM on パチンコ新天地(廃パチンコ店)|ウワサの心霊話先月通りかかったら、どうやら解体が始まったのか建物が壊されていましたね。 昨年の春、深夜3時過ぎにこそっと忍び込んだことがあるのですが、30年近く前のパチスロが出入口に捨てられ無惨な姿になっているのを見てゾクッとしました。残されたままのイス、ぽつりと残されたドル箱、閉店直前から止まったままのカレンダー、いろんなものに寂しさを感じました。 オープン当時は経済としてのバブルは崩壊真っ只中でしたが、奇しくもこの頃は空前のパチスロブーム到来の時期でもありパチンコ業界にとってはバブル期でした。当時の道路交通事情がよく分からないのでなんとも言えませんが、今となってはこんな場所に客集まるのか?と疑ってしまうような無謀な立地に感じました。10年足らずで潰れてしまったことを考えても、案の定やはりこの「新天地」を選んだのは間違いだった、のかもしれませんね…。
  • にーと 2023年10月10日 at 1:49 PM on 亀石峠|ウワサの心霊話その少年、私の親戚の友人…かもしれないです。 遠い親戚なんですけど、話を聞くと「虫取りをしてくる」と4時くらいに言い、帰ってこなかったそうです。 ランニングシャツというのは、もしかしたら少年期によく着たタンクトップなのかもしれないです…
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  • TomTom兄やん 2024年5月13日 at 11:42 PM on 白子漁港|ウワサの心霊話三重県鈴鹿市白子に「野首谷」というバス停は昔も今も存在しません…。(ω・ )ゝ 「野首谷」というバス停があるのは鹿児島県です…。(ω・ )ゝ

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