わらび野トンネル

新潟県南魚沼市に佇む「わらび野トンネル」。その暗闇には、凄惨な事件の陰が忍び寄っている。16歳の少年が命を奪われたあの惨劇から、今もなおその霊が、トンネル内に佇むと云われている。今回は、わらび野トンネルのウワサの心霊話を紹介する。

わらび野トンネルとは?

新潟県南魚沼市に位置する「わらび野トンネル」は、1985年に竣工された。

全長は190メートルで、幅は6.5メートル、高さは4.7メートルである。

このトンネルは、1992年に完成した三国川ダム(さぐりがわダム)の建設に伴って開通。

ダム建設の一環として、トンネル内には三国川ダムの天端に続く出口が設けられている。

「わらび野トンネル」の周辺には駐車場があり、そこから天端に向かうことができる。

ダムの直下には野外ステージやキャンプ場があり、季節によっては多くの人で賑わっている。

以前は露天風呂も営業していたが、現在は閉鎖されている。

トンネルとダムの周辺は、自然豊かな景観が広がり、観光スポットとしても人気がある。

わらび野トンネルで発生した凄惨な事件

2000年5月22日の早朝、新潟県南魚沼市のわらび野トンネルで、16歳の少年2名が灯油をかけられるという凄惨な事件が発生した。

そのうち1人は逃走に成功したが、もう1人は着衣に火をつけられて焼死したのである。

死因は火傷によるショックか、酸素欠乏による窒息。

この事件の犯人グループは、元暴力団員のA(34歳)、暴力団員のB(31歳)、そして無職のC(29歳)の3人であった。

Aは指示役で、実行はBとCが行った。

事件の背景には女性を巡るトラブルがあった。

Aは知人Dからの頼みで、娘に何か起きないように注意するよう頼まれた。

しかし、Aは次第に娘に好意を抱くようになった。

しかし、娘はAに対して恋愛感情を持っていなかった。

被害者はAの経営するラーメン店でアルバイトをしており、Aと親しくなったのである。

その後、被害者と娘が知り合い、交際に発展。

Aは2人に交際を辞めるように警告したが、2人は再び交際を始めた。

AはBに指示を出し、BはCに協力を仰いだ。

そして、わらび野トンネルへと向かい、犯行を行った。

2001年3月28日、Aには懲役13年、Bには懲役18年、Cには懲役15年の判決が下された。

しかし、Aは控訴し、2002年4月24日の控訴審で懲役13年の判決が破棄され、代わりに傷害致死罪で懲役8年の判決が下された。

わらび野トンネルの心霊現象

わらび野トンネルの心霊現象は、

  • 焼死した少年の霊が出る

である。わらび野トンネル、それは暗闇に包まれた、恐ろしい場所。

ここでは過去に、ある凄惨な事件が起こった。

16歳の少年が、何者かによって執拗に追い詰められ、灯油をかけられ、生きたまま焼き殺されたのである。

彼の悲痛な叫び声が、今もこの地にこだますると云われている。

2000年5月22日、静かな夜。その日、この地に恐怖が訪れた。

無職の36歳の男性が、わび野トンネルの闇に潜み、無抵抗の少年に残酷な行為を行ったのである。

彼の叫び声は、遠くまで響き渡り、人々の心を恐怖で打ち震えさせた。

事件後も、わらび野トンネルは忘れ去られることはなかった。

地元の人々は、夜になるとその場所を避け、その恐怖を口にした。

彼らは、少年の霊が未だにその地にとどまり、彼の悲劇がくり返されるのではないかと恐れたのである。

そして今もなお、トンネルの中で彼の影が見えると云われている。

暗黒の淵からの呼び声

深夜のわらび野トンネル。

その暗さは、星空を覆い尽くす闇に匹敵するほどだった。

二人の若者、夜の冒険に興じる彼らは、この呪われた場所に足を踏み入れた。

「こんなところに来るの、本当に怖いよな。」片方が言った。

もう一人は懐中電灯を手に取り、トンネルの奥を照らした。

「怖がることないって。ただのトンネルだよ。」

しかし、彼らの言葉がその場の空気を和ませることはなかった。

その代わり、深い恐怖が彼らの心を支配していた。

「でも、あの事件のことは聞いたことある?」片方が尋ねた。

もう一人は考え込むような表情を浮かべた。

「うん、16歳の少年が灯油をかけられて焼き殺されたって。」

その時、彼らは何かを感じた。

まるで、闇の中に誰かが潜んでいるかのような気配がした。

「おい、何か聞こえる?」片方が耳をすませた。

もう一人は頭を振った。

「いや、ただの風だよ。怖がることないって。」

しかし、彼らの足取りは不安定だった。

彼らがトンネルを進むにつれ、その恐怖はさらに増していくようだった。

すると、ハッキリと無音の中に微かな声が漏れ聞こえた。

「もう帰ろう。この場所にはもう来るべきじゃない。」片方が言った。

もう一人は同意した。「そうだな。帰ろう。」

彼らの背後には、闇に蠢く者たちが静かに彼らを見つめていた。

わらび野トンネルの場所・アクセス・地図

わらび野トンネルの住所 日本、〒949-6742 新潟県南魚沼市野中 県道233号
交通アクセス 新潟市から北陸自動車道 と 関越自動車道 経由で1時間55分
最寄りのバス停 清水瀬(徒歩16分)県道233号 経由
最寄り駅 六日町駅(徒歩3時間10分)県道233号 経由(車で21分)

わらび野トンネルの地図(Googleマップ)

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  • ハルシオン 2023年7月16日 at 9:33 PM on パチンコ新天地(廃パチンコ店)|ウワサの心霊話先月通りかかったら、どうやら解体が始まったのか建物が壊されていましたね。 昨年の春、深夜3時過ぎにこそっと忍び込んだことがあるのですが、30年近く前のパチスロが出入口に捨てられ無惨な姿になっているのを見てゾクッとしました。残されたままのイス、ぽつりと残されたドル箱、閉店直前から止まったままのカレンダー、いろんなものに寂しさを感じました。 オープン当時は経済としてのバブルは崩壊真っ只中でしたが、奇しくもこの頃は空前のパチスロブーム到来の時期でもありパチンコ業界にとってはバブル期でした。当時の道路交通事情がよく分からないのでなんとも言えませんが、今となってはこんな場所に客集まるのか?と疑ってしまうような無謀な立地に感じました。10年足らずで潰れてしまったことを考えても、案の定やはりこの「新天地」を選んだのは間違いだった、のかもしれませんね…。
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