魚福という廃墟には、かつて店主が二階で自ら命を絶ったという悲しい出来事がある。以降、二階では視線を感じたり、不可解な音が聞こえるなどの怪異が報告されている。霊媒師も関わることを避ける場所として知られ、訪れた者は異様な雰囲気に恐怖を感じるという。今回は、魚福のウワサの心霊話を紹介する。
魚福とは?
魚福は茨城県北浦湖近くに位置する元料理屋である。
1997年(平成9年)にこの店の主人が二階で首吊り自殺をして以来、廃墟として放置されている。
店主が自ら命を絶った理由については借金苦や病気などさまざまな憶測があるが、実際の詳細は不明である。
地元では、かつて賑わっていたこの場所が突然廃墟となり、さらにその後数々の怪奇現象が報告されるようになったことから、今では恐れられる心霊スポットのひとつとなっている。
魚福の心霊現象
魚福の心霊現象は、
- 二階で視線を感じる
- 不可解な物音が聞こえる
- ビデオカメラが作動しない
- 霊媒師に相談したが依頼を拒まれた
である。魚福の二階では、自殺した店主の霊がさまよっているという噂が多く語られている。
二階に上がると必ず視線を感じると言われており、時には薄暗い隅から誰かがこちらをじっと見つめているように感じるという。
さらに、誰もいないはずの店内から夜になると「カタン…カタン…」という物音が聞こえることがあり、訪れた者を恐怖に陥れる。
また、店主の娘が異様な雰囲気に耐えかね、霊能者にお祓いを依頼したが、霊能者は現地に来るなり「ここには関われない」と言い残して帰ってしまったという。
別の霊能者にも連絡を取ろうとしたが、何故か連絡が取れず、やむなくお祓いが中止されたとされる。
この出来事から、霊の力が非常に強い場所であると恐れられるようになった。
さらに、魚福を訪れた者が二階の様子をビデオに収めようとした際、突然ビデオカメラが作動しなくなり、撮影を断念せざるを得なかったという証言もある。
特に二階に足を踏み入れるとカメラや録音機器が故障することが多く、これも霊の力が強く影響しているためではないかと考えられている。
魚福の心霊体験談
ある訪問者が魚福の二階に足を踏み入れた際、異様な冷気を感じたと語っている。
まるで人の気配がするかのように重い空気が漂い、背後から誰かに見られている感覚が離れなかったという。
また、廃墟を訪れた他の者も、二階で「カサ…カサ…」という足音を聞き、誰もいない空間に思わず身がすくんだと語っている。
別の体験者は、二階に設置したカメラが不調をきたし、突然電源が切れるなど機材の故障が相次いだことから、霊が撮影を拒んでいるのではないかと不安を感じたという。
また、訪れる者の多くが頭痛や息苦しさを感じ、何かの力が働いているのではないかと恐れを抱いている。
魚福の心霊考察
魚福での怪奇現象の背景には、主人の未練が影響していると考えられる。
突然の自殺により、その場所に怨念が残り続けているのかもしれない。
特にお祓いを依頼しても霊媒師が関わることを避けるような場所であり、何か特別な力が働いている可能性が高い。
店主の無念がこの廃墟に深く根付いていることで、今もなお現世に未練を抱き続ける霊が存在しているのだろう。
魚福は、廃墟となった今もなお人々に恐怖を与える心霊スポットであり、近づく者に冷たい視線を送り続けている。
コメント