青木ヶ原樹海は、車道や遊歩道から一歩外れると、まるで太古の原始林にいるかのようなおどろおどろしい雰囲気が漂う場所である。樹海ではさまざまな霊がさまよっているらしく心霊スポットとして有名である。今回は、青木ヶ原樹海のウワサの心霊話を紹介する。
青木ヶ原樹海とは?
青木ヶ原は、山梨県富士河口湖町鳴沢に位置し、富士山の麓、山梨県に広がる青木ヶ原樹海は、富士の樹海とも呼ばれる広大な森林地帯。
この地域は富士箱根伊豆国立公園に属し、風に揺れる木々の様子から「樹海」と呼ばれている。
この地域は「富士五湖」の一つ、樹海の標高は約900メートルから1300メートルであり、青木ヶ原丸尾と呼ばれる溶岩流上に広がる針葉樹林が特徴である。
その面積は約3000ヘクタールに及ぶ。
青木ヶ原樹海は、かつて溶岩が流れてきた場所で、川を堰き止めて古代の湖を埋め尽くした。
そのため、広大な湖の一部は西湖と精進湖という二つの湖に分かれている。
青木ヶ原樹海の名前の由来は、「森を上から見ると、風になびく緑が海のように見える」という風景からきている。
青木ヶ原樹海は、富士山の原始林と共に富士箱根伊豆国立公園内で保護されており、国の天然記念物に指定されている。
青木ヶ原樹海の起源と特徴
青木ヶ原の起源は、平安時代の初期である864年に発生した貞観大噴火によるものである。
富士山からの溶岩の流出により、周辺の森林や湖が焼失し、多くの家屋も失われた。
1000年以上の年月を経て、青木ヶ原にはツガやヒノキなどの原始林が形成された。
この地域は溶岩の上にできた地層であり、磁鉄鉱が豊富に含まれているため、方位磁針が狂うこともあるそうだ。
また、周囲は深い森に囲まれているため、方向感覚を失いやすく、大小さまざまな凹凸や70以上の溶岩洞窟も存在している。
設定された遊歩道から外れると、なかなか元の場所に戻ることができないと云われている。
青木ヶ原の誕生と未開の地としてのイメージから、さまざまな伝承が生まれたが、正確な始まりは明確ではない。
松本清張の小説「波の塔」や映画などで取り上げられ、自殺の名所としてのイメージが広まった。
また、宗教団体の施設が近くにあったことから、ミステリアスでスピリチュアルな地としても注目を集めている。
富士山への信仰や崇拝が古くから存在し、現在も周辺には複数の宗教施設がある。
興味本位で訪れる人々が不思議な体験をしたという話も多くある。
富士の樹海のど真ん中にある集落。
— Saho@廃墟と街並み (@urbex_34) June 5, 2023
何故こんなところに?と疑問に思う程、怪しげな雰囲気に包まれている。
しかし想像とは裏腹に住んでいる方々は優しい人ばかりで、民宿に泊まってみると野趣満載の料理が楽しめる何度でも行きたくなる素敵な場所でした。 pic.twitter.com/Md6mmMCnh7
青木ヶ原樹海の心霊現象
青木ヶ原樹海の心霊現象は、
- 自殺者の霊が出る
- 金縛りに遭う
- 体に手形が付く
青木ヶ原樹海は、自殺の名所として知られている。
毎年、数百人の警察官や消防隊員が集まり、一斉に遺体の捜索を行うほど、自殺者の存在は深刻だった。
捜索範囲は遊歩道からそれほど離れない範囲だったが、それでも毎回複数の遺体が発見されたという。
最も多い時には年間100体以上も見つかったと云われている。
青木ヶ原樹海では、一度迷ってしまうと絶対に出られないと云われており、遊歩道を探索する限りにおいては安全。
だが、森の中に一歩踏み入れてしまうと非常に危険である。
周囲は木々と草しかなく、方向感覚を失い、目印になるものもない。
実際に樹海を訪れた自殺志願者が引き返そうとした際に道に迷い、警察に助けを求めたものの、その後は二度と見つかっていないという例もあるそうだ。
自殺以外の不慮の死を遂げた人々も多くいるため、心霊的なウワサが広まっている。
霊感の強い人々の周りには霊が集まると云われたり、樹海内を歩いている最中に金縛りに遭う、帰宅後に体に手形がついているなどの話がある。
樹海では絶対に遊歩道から外れないように注意しなければならない。
地元の警察官たちも、特定のエリアで死体が集中して見つかるという話がある。
地元では、遊歩道から離れた場所で誰かと出会った場合、その人は生きている人間ではないということが常識となっているそうだ。
魔の森として知られる場所での霊感と危険性 体験談
私は霊感を感じることがあった。
樹海には多くの霊が存在しているようで、その感覚を言葉で表現することが難しいほどだった。
ある時、私は300メートルの紐を持って遊歩道から奥の方に入った。
しかし、その場所では本当に方向感覚が狂ってしまった。
死体は見かけなかったが、紐がなくなったところで周囲を見回すと、非常に混乱した場所であることがわかった。
ただ、幸いにも方位磁石は使えたようである。
この場所はかつて、大きな湖があり、富士山の噴火によって湖面が溶岩で覆われていた。
その溶岩が冷えてできた穴が、たくさん存在している。
もし穴に落ちたら、出られずに飢え死にしてしまうため、昔の人々は「魔の森」と呼び、安全な道以外は通らなかったのである。
しかし、明治維新以降、「刑事と依頼人婦人の不倫小説『波の搭』」が大ヒットし、そのラストシーンで不倫婦人が青木ヶ原の西湖湖畔から樹海に入り、「清く静かな死」を選ぶ場所として有名になった。
以来、毎年のように自殺者が出ているという。
ただし、自殺者として発見されるのは地上の死体のみだ。
安全な道を外れ、スマートフォンを片手にして水蒸気のガス穴に落ちてしまった人は、食べ物も助ける人もいなく、虫だらけで暗く深い穴の底で他人の骸骨のそばで朽ち果てていく運命であるという。
一説によれば、穴に転落する者は自殺者の数倍いると云われているが、実際の調査は進んでいないようである。
また、その場所ではわら人形も吊るされていることがあるそうだ。
樹海での遭難と奇妙な出来事 心霊体験談
30年以上前の夏、大学生3人は遊歩道を使わずに樹海を横断する計画を立てた。
彼らは知り合いに、「4日たっても連絡がなかったら警察に通報してほしい」と頼み、樹海の地へと足を踏み入れたという。
だが、4日が経っても彼らは帰ってこなかった。
警察に通報が寄せられ、捜索が始まる。
数日後、3人のうちの1人が発見されたが、遺体ではなく、生存している状態で見つかった。
しかし、彼の状態は決して無事とはいえなかったらしい。
彼らは裸で木に抱きついているところを発見されたのである。
警察が声をかけても彼はそれに気付かず、ただひたすら腰を振り続けていたと伝えられている。
彼の顔は虚ろであり、口からは涎が垂れていた。
しばらくしてもう1人が発見された。
彼は草の上で寝ているところを見つけられたのだが、彼もまた長髪の美女と一緒にいると話していたという。
最後の1人も発見されたが、彼は木の枝にロープをかけて首を吊っている状態だった。
生き残った2人は普段の生活に戻ったが、やがてノイローゼになり、入退院を繰り返すようになった。
彼らは時々、誰もいない方向に向かって「来てくれたの?」と嬉しそうに話しかけ、1人で会話し続けるという。
恐怖の樹海体験 ろくろ首の正体
友達と一緒に私も含めて4人で樹海に行ったのだが、私たちは大変なことに巻き込まれた。
進むにつれて薄暗くなり、ある木に気になるものがあったので、みんなでその木を調べた。
そこにはスプレーで描かれたような丸い十字架があった。
私は「ここで誰かが亡くなったのかもしれない」と思った。
その場所から離れようとした瞬間、前方に女性が歩いているのが見えた気がした。
私は「自殺しようとしているのではないか」と思い、彼女を追いかけた。
しかし、私たちが女性を倒した瞬間、私たちは悲鳴を上げた。
その女性の正体は、長い髪を持つ白骨化した女性の死体だったのである。
私たちは一目見て恐怖に取り憑かれ、ただちに山を下りた。
もう、樹海に入ることは二度となかった。
この場所は本当に危険である。
「ろくろ首」とは、樹海で首を吊った人が時間が経つとロープが折れて地上に落下し、その後は肉食動物やウジの餌となってバラバラになることを指す。
まれに、骨格全体が無傷で服を着たまま白骨化した遺体が見つかることもあるが、大抵は服毒(薬物)自殺だと云われている。
樹海に生息する肉食動物は嗅覚が優れており、毒になるものには手を出さない。
また、非常に稀ではあるが、木が高く風通しのよい場所で頚椎が丈夫な遺体は、動物に食べられずにミイラ化することがあるという。
しかし、体重の重さで鎖骨が折れ、体の一部が下に滑り落ちて頚椎や背骨が露出し、「ろくろ首」のような状態になった例も。
富士の樹海には数多くの幽霊が目撃されているという🐒
— 現役NJKさっちゃん👱♀️ (@in_dead_land) April 18, 2020
樹海を冒険した3人の大学生が過去に居たらしいけど3人とも気が狂ってしまったらしい😱
青木ヶ原樹海の場所・アクセス・地図
青木ヶ原樹海の住所 | 日本、〒401-0300 山梨県南都留郡富士河口湖町鳴沢 |
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交通アクセス | 山梨市から精進ブルーライン/国道358号 経由で約49分 |
最寄りのバス停 | 西湖入口(徒歩31分)国道139号 経由 |
最寄り駅 | 河口湖駅(徒歩2時間36分)国道139号 経由(車で21分) |
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