糸数城跡は、琉球王国が成立する前の14世紀前半に築かれた城の遺跡で、玉城城を守るお城として機能していた。その近くには沖縄戦当時のままで保存されている糸数壕(糸数アブチラガマ)という自然洞窟がある。今回は、糸数城跡・糸数アブチラガマのウワサの心霊話を紹介する。
糸数アブチラガマとは?
糸数アブチラガマは観光スポットとして年間10万人以上訪れていた洞窟で、沖縄戦の悲劇を我々に伝える貴重な場所。
アブとは「深い縦の洞窟」であり、チラとは「崖」という意味がある。糸数アブチラガマの歴史を知ることは、沖縄戦の当時をよく知ることができるという。
アブチラガマは付近の村民が避難する指定壕だったが、昭和19年に陣地壕・倉庫として利用された。
その後、整備が進み昭和20年4月には南風原陸軍病院の分室となる。
米軍により糸数アブチラガマも黄燐弾やガソリンを流し込まれる等の攻撃を受け、死者や負傷者がでたという。
負傷した者の傷が悪化し、膿とうじによる脳症患者や破傷風患者が増加していった。
糸数アブチラガマには軍医・看護師・白梅学徒隊が従事していたが、全長270mの中に600人以上の負傷者がいた。
その後、戦況に伴い撤去命令が出されたか、自力で歩くことが困難な者、数100名を置き去りにされた。
糸数アブチラガマでは亡くなった方が多くいるためか、見学にきた者は心霊体験をすることがあるようだ。
糸数アブチラガマの心霊現象
糸数アブチラガマの心霊現象は、
- 洞窟内で話し声が聞こえる
- 心霊写真が撮れる
- うめき声が聞こえる
- 体調不良になる
である。洞窟内にいると体が重くなり、ざわざわざわと何者かの話し声が聞こえるという。
洞窟内で写真を撮ると霊が写り込んだという話しも。
修学旅行で訪れた学生は、男性のうめき声を聞いた後に体調不良になったそうだ。
胸やお腹を突かれたような痛みを感じたというが、洞窟内で亡くなった者の助けを求めるサインだったのだろうか。
修学旅行で訪れた学生には肩が重くなり体調不良になった者もいる。
その後体調が戻らず2日~3日間ほど体調が優れない日が続いたという。
霊感が強い方もない方でも関係なく、沖縄戦で亡くなった者の苦痛は感じ取れるのかもしれない。
内地から来た反戦家の友人が行きたいと言うので3日の日に南城市の糸数アブチラガマ(壕)に入った。友人をホテルに見送ったあと帰りのクルマで頭痛に見舞われ途中で嘔吐した。だいぶ体調は回復してきたが腑抜け状態。私は幽霊とかは見えないが霊媒体質のようなので気をつけたい。もう行かない。 #心霊
— おざっち (@ozatchi) October 6, 2018
糸数城跡で迫ってくる火の玉
糸数城跡に夜間に訪れると赤い発光体(火の玉)のような不思議な光が漂っているのを目撃した情報がある。
黒い光のような、黒い影のような得たいの知れない者が前方から迫ってきたという話しもある。
近くにある糸数アブチラガマが関係しているのだろうか。
糸数アブチラガマ、糸数城跡の場所・アクセス・地図
糸数アブチラガマの住所 | 〒901-1400 沖縄県南城市玉城糸数667−1 |
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交通アクセス | 那覇市から那覇東バイパス/国道329号 と 県道86号 経由で24分(南風原知念線86号沿いの貯水地の道を通る) |
最寄りのバス停 | 糸数(徒歩4分) |
最寄り駅 | 近くに駅はない |
糸数アブチラガマから徒歩5分で糸数城跡に行ける。
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