ガラビ壕は、古くから風葬が行われていた自然洞窟であるが、沖縄戦の際には病院壕として使用されていた場所である。今回は、ガラビ壕のウワサの心霊話を紹介する。
ガラビ壕とは?
ガラビ壕は、八重瀬町新城にある洞窟で、全長500mある。この壕では、約1000名の負傷した兵士を収容する野戦病院であった。
本院は、八重瀬町町富盛の八重瀬岳にあったのだが、負傷した兵士が多いため分院としてガラビ壕に設置されたのである。
古くから風葬などの風習があったこの壕には骨なども残っており、白いことが特徴である。沖縄戦の犠牲者の骨は土色をしているので区別することができるようだ。
麻酔無しで切断する等の治療が行われ、暴れる患者を白梅学徒(看護要因)が押さえるのも仕事であった。
米軍が接近してきた為、解散命令が出されたが、500名の動けない重傷兵士には青酸カリが配られ自決するよう言い渡された。
青酸カリが致死量に足らず、苦しむ兵士を衛生兵が日本刀や銃剣で殺していく様子を白梅学徒の1人が目撃している。
反対側、ガラビ壕へ。 pic.twitter.com/kc6RjCGo
— ◢◣ (@solmissus) May 2, 2012
ガラビ壕の心霊現象
ガラビ壕の心霊現象は、
- 兵士の霊がでる
- 苦しむ声が聞こえる
である。ガラビ壕を訪れた者の中には、途中から背中が重くなり苦しくなることがあったそうだ。
修学旅行で訪れる方も少なからずいるようで、「辛い」「助けて」という光景が目に浮かび、聞こえてきたという者もいるという。
懐中電灯の光だけでは足りず、足場が悪いガマ内に入った人の多くが「早く帰りたい」と思うようで、泣きながら歩いている人もいるらしい。
兵士の霊が出るという情報もあるのだが、詳細は不明である。
戦争の悲惨さを身をもって感じられる場所であるが故、遊び半分で行く場所ではない。
終戦記念日。かつて沖縄のガラビ壕に入った時は凄かった~友達急にわんわん泣き出して~怖いもの沢山落ちていて~スッゴい霊を感じて…軽い気持ちで沖縄には行けなくなった。
— Noriyo matsumoto (@Alice050) August 15, 2011
ガラビ壕の場所・アクセス・地図
ガラビ壕の住所 | 〒901-0503 沖縄県島尻郡八重瀬町新城 |
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交通アクセス | 那覇市から那覇東バイパス/国道329号 と 津嘉山バイパス/国道507号 経由で29分 |
最寄りのバス停 | 商店前(徒歩9分)県道131号 経由 |
最寄り駅 | 近くに駅はない |
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