伊波城跡

伊波城跡は、沖縄のうるま市石川の標高90mの丘にある。今帰仁城主の子孫である伊波按司により築城されたといわれ、沖縄県の史跡文化財に指定されている。この伊波城跡では、入口に鳥居があり…まるで霊域や聖域のような雰囲気がある。

伊波城跡とは?

伊波城跡の鳥居

伊波城跡の城郭は野面(のずら)積みの築城法でつくられた石垣があり、自然のままの石をそのまま組み合わせ積み上げている。

規模は小さい古城跡であるが、出土品は、外国製陶器や青磁の破片等で繁栄していた事が推測される。

南側の入口には歴史を感じる鳥居があり、この先が聖域・霊域であることを感じさせる雰囲気が漂っている。

伊波城跡を本格的に発掘調査をしたのが平成に入ってからということで、それまで地元の信仰の場所として大切にされていたそうだ。

石段を上がっていくと、城跡だけではない聖域としての顔が見えてくる。

伊波城跡の拝所

伊波城跡の看板

伊波城跡の石段を上がっていくと大きな広場があるのだが、その場所に三か所「拝所」が点在していた。東側入口に一箇所あり、南側入口に一箇所、そしてさらに奥に上がる場所があるのだが、そこに一箇所ある。

特に見晴らしのいいのは、伊波城跡の奥に進んだ場所にある絶壁からの景色だ。

うるま市街を一望でき、時間を忘れてぼーと眺めてしまうほど、穏やかになれる場所である。

沖縄で拝所は、神へ祈りを捧げる聖なる場所となっている。手を合わせると静かに風が吹いてきて、まるで見守って頂いているような気持ちに。

伊波城跡の心霊現象

伊波城跡の心霊現象は、

  • 体調不良になる
  • 武者の霊が徘徊している
  • 心霊現象が起こる

である。拝所がある影響だろうか、伊波城跡に夜中に行くと心霊現象が起きると云われている。

特に有名な話しが、武者の霊が歩き回っているのを目撃したという話しだ。

確かに歴史のある場所のため、念いが残っている武者がいてもおかしくはないかも知れない。

伊波城跡では小学校の写生会が行われていたらしいが、体調不良になる子や急に泣き出す子が多くいたため利用することはなくなったらしい。

大人よりも子供の方が霊を敏感に感じる事が多いと思われるため、聖域・霊域である伊波城跡で体調を崩したと思われる。

最近では心霊スポットとして有名になっているので、夜中に肝試しにいく若者もいるようだが、拝所であることもある為、行くのであれば祈りを捧げる気持ちがいいだろう。

伊波城跡の場所・アクセス・地図

伊波城跡の住所 〒904-1115 沖縄県うるま市石川伊波239−4
交通アクセス 那覇市から沖縄自動車道 経由で39分(6号線 伊波 リサイクルショップから上がる)
最寄りのバス停 伊波(徒歩5分)県道6号 経由
最寄り駅 近くに駅はない

伊波城跡の地図(Googleマップ)

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