古虎渓ハウス

岐阜県多治見市に位置する古虎渓ハウスは、かつての旅館「イオンハウスセンター」の名残を留めつつ、今や廃墟と化した恐怖のスポットであるという。今回は、古虎渓ハウスのウワサの心霊話を紹介する。

古虎渓ハウスとは?

岐阜県多治見市にある元は旅館である「古虎渓ハウス」という廃墟は、交通量のある道路の目の前にある。

その昔は「イオンハウスセンター」という名の民間保養施設だったことから、古虎渓ハウスの「ハウス」は名残りでここから付けられている。

イオンハウスセンターでは、大鋸屑(おがくず)に酵素液をかけ発熱させ、イオンを発生させる蒸し風呂である。だが、昭和48年(1973年)に火災が起き閉鎖となった。

その後、改装され「オガコ温泉和興」として再開したが、経営困難となり間もなく廃業に追い込まれた。

閉業した後に火災の見た目が酷いことから古虎渓ハウスは、心霊スポットとしてウワサになったという。

古虎渓ハウスの心霊現象

古虎渓ハウスの心霊現象は、

  • 浮遊霊のたまり場
  • 江戸時代の女の霊が他の霊を呼び寄せている
  • オーナーの霊のうめき声が聞こえる

などである。ある説では、ガス爆発で死者が多く出たというウワサがあるが、詳細不明である。

集団食中毒事故が発生し廃業に追い込まれ、オーナーが自殺したという説もあるようだ。

いずれも信憑性に欠ける話しだと云われている。

「浮遊霊のたまり場になっている」と云われる理由として、ある霊能者が古虎渓ハウスを霊視した際に江戸時代の女の霊が他の霊を呼び寄せていると言ったことがきっかけという。

さまざまな心霊のウワサが飛び交い、浮浪者もいるということなので肝試しに行くのはやめた方がいいだろう。

古虎渓ハウスから何者かの叫び声が聞こえたという体験談もあり、幽霊だけではない恐怖もあるかもしれない。

古虎渓ハウスの場所・アクセス・地図

古虎渓ハウスの住所 〒507-0814 岐阜県多治見市市之倉町13丁目
交通アクセス 岐阜市から西宮線 経由で1時間7分
最寄りのバス停 妻之神(徒歩49分)県道387号 経由
最寄り駅 多治見駅(徒歩1時間28分)県道387号 経由(車で9分)

古虎渓ハウスの地図(Googleマップ)

本記事は、「心霊現象の考察」シリーズの思想を踏まえて執筆している。
幽霊の存在を断定するのではなく、人間の認識や記憶、土地や出来事がどのように「心霊」という物語として語られてきたのか、という視点から整理を行っている。

なお、本サイト内には執筆時期の異なる記事が混在しており、すべての記事が同一の考察軸で統一されているわけではない。
現在、順次リライトを進めながら、心霊スポット記事を本シリーズの思想に沿った形へ更新している段階である。

最新の記事および更新済みの記事については、本考察シリーズを基準とした構成・文体で執筆している。
考察全体の方向性や思想については、総合目次ページを参照されたい。

心霊現象の考察|総合目次

関連記事

この記事へのコメントはありません。


全国心霊スポット登録数


3,582

カテゴリー
最近の記事
  1. 禁野車塚古墳のウワサの心霊話
  2. 河内七面山神社横の洞窟のウワサの心霊話
  3. 平和公園 祈る子のウワサの心霊話
  4. 日下新池(孔舎衙健康道場跡)のウワサの心霊話
  5. 千里川土手のウワサの心霊話
【管理人】狐憑きのたる

全国のウワサの心霊スポットを調査し、その魅力と恐怖を皆さんにお届けしています。