首切清水

首切清水──その名が語る禁じられた場所。平林城跡にそびえるその恐ろしい水源は、かつて数知れぬ罪人たちの絶望の叫びが響き渡ったとされる。今回は、首切清水のウワサの心霊話を紹介する。

首切清水とは?

平林城跡には、「首切清水」と呼ばれる恐ろしい場所がある。

この地の水源は、かつては「御領主の馬の足址」と伝えられる場所であったというが、実際には何百人もの罪人たちが処刑された恐るべき地である。

特にこの地から湧き出る清水は、夏の暑い日でさえ枯れることがなく、清めの水としても伝えられているが、その水には不気味な力が漲っているとも云われる。

伝来文書によれば、色部勝長公の時代、天文4年には早田清左衛門尉や布施小三郎などの者が、反逆の罪でここで処刑されたという。

そして、天正年代には4人もの手代者がこの地で命を落としたという。

この地は通称「人切り場」と呼ばれ、百年以上前まではこの地は鬱蒼とした樹木に覆われ、昼間でさえも暗く、人々が近づかない場所とされていた。

首切清水の伝説

昔、高遠藩の金奉行が江戸に参勤の藩主のもとへ金を届けるために、近道をして三義から山の麓を経てここまで辿り、汗をぬぐい清水で喉をうるおさんと腹ばいになったところ、後からつけて来た盗賊に首を切られたという伝説が残っている。

首切清水の心霊現象

首切清水の心霊現象は、

  • 霊の気配を感じる

である。首切清水──その名だけで背筋が凍る。

この場所には、かつて罪人たちの絶望の叫びが木々に染み込み、今もなおその残響が響き渡るという。

暗い林の中、ただ一筋の清水が静かに流れる。その水は澄み切っているが、その表面には歴史の闇が映し出される。

ここは地元民さえも近づかない、人の気配を寄せ付けない禁じられた場所として知られているのである。

首切清水──その名は、恐怖の象徴として心に刻まれ、その水面には幽玄な影が揺らめく。

首切清水にいる何者かの気配

かつて、首切清水の森の奥深くで、恐るべき出来事が起きたという。

ある冒険心旺盛な若者グループが、街で伝説として語り継がれる首切清水を訪れることにした。

彼らは、伝説に挑戦するためにその禁断の地に足を踏み入れた。

夜が更け、森の中を進む彼らの足取りは不安げだった。

しかし、彼らは勇気を振り絞り、清水のほとりに到着。

すると、その水面には月明かりが照り返し、不気味な光景が広がっていた。

何かが水辺に立っているように見えたが、その姿ははっきりとは分からなかった。

若者たちは戸惑いながらも、不気味な気配に身を寄せ合った。

そして、その時、水辺から恐ろしい声が聞こえた。

「誰だ……ここに立ち入る者は……」

彼らは凍りついた。

その声は人のものではなく、何者かの警告のように響いてきたのである…。

首切清水の場所・アクセス・地図

首切清水の住所 日本、〒959-3432 新潟県村上市葛籠山
交通アクセス 新潟市から新潟区間/日本海東北自動車道 経由で56分
最寄りのバス停 山居町一丁目(徒歩2時間16分)国道7号 経由
最寄り駅 平林駅(徒歩27分)国道7号 経由

首切清水の地図(Googleマップ)

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【管理人】狐憑きのたる

 

 

全国のウワサの心霊スポットを調査し、その魅力と恐怖を皆さんにお届けしています。