佐久間ダム

佐久間ダムと周辺のトンネルで多数の心霊現象が報告される有名な心霊スポットである。ダム建設中に亡くなった作業員の霊が彷徨っているという説もあるが、原因は不明である。今回は、佐久間ダムと周辺のトンネルのウワサの心霊話を紹介する。

佐久間ダム周辺のトンネルとは?

佐久間ダムは、静岡県浜松市天竜区佐久間町と愛知県北設楽郡豊根村にまたがる、天竜川本流中流部にあるダム。

高さ155.5メートルの重力式コンクリートダムで、日本で9番目に高く、8番目に総貯水容量が大きい巨大なダムで、電源開発が管理している。

主な目的は、水力発電で最大147万5000キロワットを発電し、豊川用水の水源にもなっている。

平成16年(2004年)からは、洪水調節の目的も加えて多目的ダムとして再開発が進められ、ダムによってできた人造湖は佐久間湖と呼ばれ、ダム湖百選にも選ばれている。

佐久間ダムと周辺の観光スポット

佐久間ダムは、大崩地区に建てられた農業用ダムで、127万トンの水を貯めることができる。

ダム周辺には、モニュメント広場、ロックガーデン、じゃぶじゃぶ池、八つ橋、展望広場など水辺の施設が整備され、大人も子供も楽しめる公園として人気。

展望広場からは、佐久間ダムと周辺の山々を見渡すことができる。

散策路には、約2200本の桜が植えられ、春には「桜まつり」が開催され、キャンプ場は5月から11月までオープンし、冬には水仙や梅の花を楽しめる。

また、佐久間ダムよりも上流にある大崩地区では、12月から1月にかけて水仙が咲く「をくづれ水仙郷」として多くの観光客が訪れる。

佐久間ダムと周辺のトンネルの心霊現象

佐久間ダムと周辺のトンネルの心霊現象は、

  • 車の屋根や窓を叩かれる(ノックされる)
  • トンネル内に複数の人影が見える

である。佐久間ダムは、日本の土木史において欠かせないダムであり、ダム本体だけでなく周辺のトンネルでも多数の心霊現象が報告される有名な心霊スポット。

ダム建設中に亡くなった作業員の霊が彷徨っているという説もあるが、それ以外の原因も考えられているらしい。

佐久間ダムで報告されている心霊現象の一例として、佐久間第2トンネルで幽霊が出るという話がある。

具体的には、走行中の車の屋根や窓をノックする、トンネル内を複数の人影が歩いているといったウワサ。

また、佐久間ダムを横切った向こう側にある「うなぎだる隧道(鰻樽トンネル)」「丸山トンネル」「松島トンネル」「松の平隧道」でも、幽霊が出現するとウワサされている。

ダムの周囲には、手彫りのトンネルも多数存在し、不気味な雰囲気を醸し出している。

さらに、佐久間ダム本体でも幽霊が目撃されているらしく、ダム建設時に亡くなった96名の作業員の霊が出ていると考えられる一方で、佐久間ダムは自殺の名所とも云われ、自殺者の霊が出ている可能性もあるという。

また、佐久間ダムには実際に村の一部が沈んでいるため、「村が沈んでいる」という都市伝説も存在する。

富山村(現在は豊根村に編入)は昭和30年、佐久間ダムの建設に伴い、村の中心部が水没したため、この事実が心霊スポットと呼ばれる一因になっている可能性も。

佐久間ダム建設の悲劇と安全対策の改善

佐久間ダムの建設工事は、日本土木史において金字塔とされていますが、その建設過程で多くの方々が事故により亡くなった。

96名もの犠牲者が出たのである。自然災害によるものだけでなく、転落や落石などの事故によっても多くの人々が亡くなっている。

当初は、保安帽を被る人が少なく、安全意識の欠如が犠牲者数を増加させたのかもしれない。

この悲劇的な出来事を機に、佐久間ダム建設工事での安全対策が改善されることとなった。

現在、佐久間ダムのすぐ脇には、佐久間電力館という建物があり、そこでは佐久間ダムの歴史や発電の仕組みなどが紹介されている。

また、96名の犠牲者の冥福を祈るための慰霊碑も併設されている。

佐久間ダムと周辺のトンネルの場所・アクセス・地図

佐久間ダムと周辺のトンネルの住所 〒431-3901 静岡県浜松市天竜区
交通アクセス 富士市から新東名高速道路/第二東海自動車道 経由で約1時間59分
最寄りのバス停 近くにバス停はない
最寄り駅 佐久間駅(徒歩1時間30分)中部天竜駅(徒歩1時間20分)

佐久間ダムと周辺のトンネルの地図(Googleマップ)

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【管理人】狐憑きのたる

 

 

全国のウワサの心霊スポットを調査し、その魅力と恐怖を皆さんにお届けしています。