佐鳴湖

静岡県浜松市に位置する佐鳴湖は、市街地の隣に位置し、美しい自然と水辺があり、市民に愛されている公園である。しかし、湖面に立つ女性の心霊現象や白く輝く玉のようなものが浮かんでいるとの報告もあり、かつては自殺が多発する湖として有名だったという。今回は、佐鳴湖のウワサの心霊話を紹介する。

佐鳴湖とは?

佐鳴湖は、静岡県浜松市の西区と中区にまたがっている湖。河川法上では、浜名湖と同じ二級河川都田川水系に属している。

佐鳴湖公園は、市街地の隣に位置し、美しい自然と水辺があり、市民に愛されている。

公園内にはジョギングコースや自然散策路もある。将来的には、湖を一周する公園になるように計画されており、整備が進んでいるらしい。

また、西岸の根川湿地周辺では、市民が里山づくり活動を行っている。

佐鳴湖の歴史

約2000年前の縄文時代後期から、浜名湖と同じく海から切り離された自然湖である。

最初は淡水だったのだが、1498年に起きた地震や暴風雨の影響で、浜名湖との間にあった堤防が壊れて海水が流れ込み、淡水と汽水が混じった湖になった。

湖には、淡水魚と汽水魚が共存する珍しい生態系が見られる。最近では、浜名湖の塩分濃度が上昇しており、湖の塩分濃度も上がっている。

佐鳴湖は、縄文時代から貝や魚の採集や漁業が行われており、1901年に漁業協同組合が設立されました。当時は50人ほどの漁師がいて、主にウナギの漁が行われている。1952年には、200人以上の漁師がこの湖で漁業を営んでいたそうだ。

2000年には、佐鳴湖西岸から東神田川に合流する新川放水路が完成し、湖からの流出河川が増えた。

佐鳴湖の心霊現象

佐鳴湖の心霊現象は、

  • 湖面に女性の霊が立っている

である。以前、佐鳴湖は自殺が多発する湖として有名だったという。湖面に立つ女性の心霊現象が多く報告され、中には子供を抱いた姿も目撃されている。

また、白く輝く玉のようなものが湖面に浮かんでいるのを、無数の人が目撃しているらしい。1994年には、佐鳴湖に巨大ワニが生息しているとの疑惑が持ち上がり、新聞やテレビでも話題になった。

しかしその怪物の正体は、アリゲーター・ガーという魚か、その近縁種であるロングノーズ・ガーではないかと云われている。

また、ボートから落ちた人がアリゲーター・ガーに襲われたという話もあるが、この話には信憑性があまりないらしい。

佐鳴湖岬に訪れた者の体験として、頭が締め付けられるような感覚がして「マズイ」と思い、離れると軽くなったという話もある。

佐鳴湖の幽霊

昔の佐鳴湖は、周囲に住む人々にとっては、非常に危険な場所だった。

湖の悪臭や汚染度合いはひどく、時には自殺者が出ることもあったという。しかし、それでもなお、多くの人々がこの湖を探検するために訪れていた。

私たちもその中の一人だった。

ある日、友人とともに「自殺者の森」と呼ばれる森に興味を持ち、探検に出かけた。

湖畔には砂利の散策路があり、木々によって薄暗く湿った感じがし、幽霊が出そうな雰囲気が漂っていた。

日が暮れて寂しくなる中、友人が佐鳴湖を指差して「あれなんだ?」と言い出し、湖面を見つめて白い布が舞っているのを見つける。

太陽が地平線に沈む寸前で、佐鳴湖の水面には微かに光が揺れ、白い布が近づいていることが分かったのである。

その白い布は乱れた和服で、上には海苔のように黒い髪の毛が張り付いていた。

幽霊は私たちを追いかけてくる勢いで近づいているように感じたため、全力で逃げ出した。

途中で後ろで誰かが転んだ音がし、声を聞いて足を止めたら、派手に転んでいた子がカメラを首にかけていたので、一瞬たじろいた後、湖を見て幽霊がどこにいるか確認した。

すると、その時、湖の水面が不思議な光を放ち、幽霊が浮かび上がってきた。

幽霊は女性の顔をした姿で、白い布から現れ、口が耳まで裂け赤い舌が蛇のように長く伸びていた。

そして湖から陸に這い上がってきたのである。

私たちは、幽霊の意識が現れてこちらを見つめており、まるで肩を叩かれたような感覚に襲われ、恐怖に打ち震えた。

幽霊は、これ以上私たちを襲うことはなかったが、この体験をした日から二度と佐鳴湖に行く事はなく、恐怖を忘れることができない。

佐鳴湖の場所・アクセス・地図

佐鳴湖の住所 〒432-8068 静岡県浜松市西区大平台2丁目4
交通アクセス 富士市から東名高速道路 経由で1時間44分
最寄りのバス停 大平台2丁目北(徒歩4分)
最寄り駅 高塚駅(約29分程)拓希橋 経由

佐鳴湖の地図(Googleマップ)

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  • ハルシオン 2023年7月16日 at 9:33 PM on パチンコ新天地(廃パチンコ店)|ウワサの心霊話先月通りかかったら、どうやら解体が始まったのか建物が壊されていましたね。 昨年の春、深夜3時過ぎにこそっと忍び込んだことがあるのですが、30年近く前のパチスロが出入口に捨てられ無惨な姿になっているのを見てゾクッとしました。残されたままのイス、ぽつりと残されたドル箱、閉店直前から止まったままのカレンダー、いろんなものに寂しさを感じました。 オープン当時は経済としてのバブルは崩壊真っ只中でしたが、奇しくもこの頃は空前のパチスロブーム到来の時期でもありパチンコ業界にとってはバブル期でした。当時の道路交通事情がよく分からないのでなんとも言えませんが、今となってはこんな場所に客集まるのか?と疑ってしまうような無謀な立地に感じました。10年足らずで潰れてしまったことを考えても、案の定やはりこの「新天地」を選んだのは間違いだった、のかもしれませんね…。
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