かつて名詩人野口雨情も足を運んだ、かつての名湯「下の茗温泉」。富山市に佇むこの温泉は、日本秘湯を守る会にも認められるほどの素晴らしい名湯だった。だが、この地には、心霊現象が絶えないとの話も立ち込めているという。今回は、下の茗温泉のウワサの心霊話を紹介する。
下の茗温泉とは?
富山県富山市にあった茗温泉は、かつて詩人の野口雨情も訪れた名湯だった。
日本秘湯を守る会にも所属し、3階建ての和風建築には川を渡る渡り廊下が続き、立派な温泉施設だったのである。
だが、平成11年(1999年)に閉業し、その後急速に劣化が進む。
平成22年(2010年)頃にはほぼ全ての窓が損壊し、壁が崩れ、入口庇は地面に崩れ落ち、天井が落下。
腐敗により全体が歪みを帯びている。
平成28年(2016年)には建物は大きく崩れ、半ば廃墟と化した。
現在でも一部が残っているが、既に建物の形跡は見受けられない。
車も入れず、周囲には放置された廃車などが見られる。
下の茗温泉。数年ぶりに訪れたが、行く道も含めて随分崩落が進んでいた。わざわざ解体するとは思えないので。そのまま放置で自然に還ると思われる。足元に注意しないと落ちて死ぬ。 pic.twitter.com/84Tcz2oLoT
— I (@___i__) August 26, 2023
下の茗温泉の心霊現象
下の茗温泉の心霊現象は、
- 奥から冷たい風が吹いてくる
- 男性の霊の声が聞こえる
である。下の茗温泉は、経営の悪化により1999年に自己破産を申請し、閉鎖されたと云われている。
それ以降、廃墟となっている。
一部では自殺者や経営者の殺害といったウワサもあり、心霊スポットとして知られている。
建物を探索した人たちは、夏でも冷たい風を感じることがあり、心霊写真が撮れたという話もある。
誰も居ないはずなのに、男性の声が聞こえたという体験談も。
夜に肝試しに訪れた者の中には、山道から物音が聞こえ逃げ帰ったという話があり、霊なのか獣なのか分からなかったらしい。
建物は大部分が崩れ、半壊状態。
敷地内の橋先は崖崩れが起きているようで、建物内部への探索は危険ですので避ける方が良いだろう。
茗温泉の不気味な物音 – 闇夜に蘇る心霊体験
かつて、富山市八尾町下ノ名に佇む茗温泉。
その美しい自然に囲まれた場所で、異常な出来事が続発したという。
閉鎖後も人々は、その廃墟に対する恐怖と興味を抱き続けている。
ある晩、勇気を振り絞って訪れた若者たちがいた。夜風が心地よく肌を撫でる中、彼らは奥のほうから冷たい風が吹くのを感じたという。
それだけではない。男性の声が聞こえ、彼らは驚愕の表情を浮かべた。
「だれだ?ここにいるのか?」
しかし、応答はなく、ただ寂寥な空間にその声が響き渡るばかりだった。
その後、彼らは闇夜に身を委ね、山道を歩み出した。
すると、不気味な物音が聞こえ、彼らは恐れおののいた。
一瞬のために、動物の鳴き声かとも思ったが、それが確信に変わる瞬間が訪れた。
廃墟の闇から、何かが現れる気配を感じたのだ。
恐怖に支配された彼らは、すぐさまその場を後にし、安堵の息をついた。
何がそこに存在していたのか、彼らには分からなかった。
この出来事以降、茗温泉は人々の心に強烈な印象を残し、多くの者たちがその謎めいた魅力に引き寄せられた。
しかし、それと同時に、そこに宿る存在の正体を知ろうとする者たちも現れた。
建物は次第に荒廃し、危険な存在となっていった。
廃墟の中で、かすかな声や奇妙な現象が起こることがしばしばだった。
果たして、その後の出来事はどのようなものだったのか。
それは誰にも分からない。
ただ一つ言えることは、茗温泉には未知の領域が広がっているということだろう。
その秘密を解き明かす者は、いつの日か現れるのかもしれない。
下の茗温泉の場所・アクセス・地図
下の茗温泉の住所 | 日本、〒939-2474 富山県富山市八尾町下ノ名756 |
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交通アクセス | 富山市から県道7号 経由で37分 |
最寄りのバス停 | 細滝(徒歩30分)県道230号 経由(このルートは、冬季に閉鎖される道路が含まれている)( |
最寄り駅 | 越中八尾駅(徒歩1時間47分)県道25号 と 県道230号 経由(このルートは、冬季に閉鎖される道路が含まれている) |
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