ヤセの断崖

石川県にあるヤセの断崖は能登金剛の一部。高さ55メートルの絶壁で、自殺者の霊が目撃されたり、あの世へ誘う声が聞こえる場所だという。今回は、ヤセの断崖のウワサの心霊話を紹介する。

ヤセの断崖とは?

石川県羽咋郡志賀町笹波に位置するヤセの断崖は、能登金剛と呼ばれる景勝地の一部である。

この場所は、複雑な海岸線や奇岩・奇勝が見られることで知られている。

「ヤセ」という名前の由来は、周辺の土地が肥沃でなく農作物が育たなかったことや、崖の上から覗くと「身が痩せるような感覚」を表しているとされている。

日本海の波と風によって侵食され、海抜35mの高さがある断崖絶壁が形成された。

近くには源頼朝の追っ手から逃れるために使われたと言われる「義経の舟隠し」と呼ばれる入江もある。

2007年に発生した能登半島地震で、断崖の先端部分が崩れ落ち、現在もその部分は立ち入り禁止となっている。

この場所は、松本清張の小説を原作とした映画『ゼロの焦点』の舞台としても知られている。

1961年に公開された映画では、クライマックスで主人公と犯人が崖の上で対峙する場面が登場し、このシーンが後の映画やドラマの演出にも影響を与えた。

この作品のヒットにより、観光客が増えた一方で、犯人役の影響で自殺者も増えたため、松本は哀悼の意を込めた歌碑を設置した。

ヤセの断崖の心霊現象

ヤセの断崖の心霊現象は、

  • 自殺者の霊が出る
  • あの世へ誘う声が聞こえる

である。「ヤセの断崖」と呼ばれる石川県の場所は、海面から55メートルもの高さがあり、自殺が多発していたため一時期立ち入りが禁止され、現在は落下防止の柵が設置されている。

この場所は、松本清張の小説『ゼロの焦点』にも登場し、映画化された後、年間18人以上の自殺があったとされている。

ここでは自殺者の霊が目撃されることも少なくない。

断崖に近づくと、死者の霊があの世へと誘う声が聞こえるとされているそうだ。

この場所では、自殺者だけでなく転落事故に遭った人も多いのではないかと考えられている。

手すりはあるのだが、断崖よりもだいぶ手前に設置されており、崖を見るためには手すりを乗り越えなくてはならず、「手すりを乗り越えるな」という立て札は役になっていないらしい。

ヤセの断崖の誘い声

夏美は興奮しながらユウタに言った。

「ユウタ、あの先、行ってみようよ!」

ユウタは少し驚いたように首を横に振りながら答えた。

「え、でも手すりの向こうは危ないんじゃないかな?」

夏美は笑顔で手すりを乗り越えた。

「大丈夫だよ!見て、この景色、信じられないくらいキレイだよ!」

二人は手すりを乗り越え、断崖の先端に立つ。

深い青い海が風光明媚な景色を見せ、そこからの景色は圧巻だった。

「すごいね、夏美。でも、なんかここ怖いな。

何か変な感じがするよ」とユウタは不安げに言った。

その時、夏美は突然、微かな声を耳にする。

「聞こえる?何か声がするんだけど…」

「何言ってるの?ここから声がするの?」

ユウタが不思議そうに尋ねた。

夏美は真剣な表情で頷く。

「うん、変な声が聞こえるよ。なんだろう…」

その声は彼女たちを深い方向へ誘うように感じられた。

そして、夏美は奇妙な興味を抱きながらその声の方へ歩き始めたのだ。

夏美は不思議な声に導かれるように進んでいくと、急に足元がふわりとした感覚に包まれる。

ユウタが心配そうに彼女を見つめながら、「夏美、どうしたの?」と声をかけた。

すると、不思議な声は夏美に導かれるように消えていった。

彼女は安堵のため息をついて笑顔を取り戻す。

「ごめん、ちょっと変な声がして…でも、大丈夫だよ。」

二人は崖の端に戻り、手すりを乗り越え元の場所へと戻ることができた。

夏美はユウタに感謝しながら、「ありがとう、ユウタ。一緒に来てくれて、怖かったけど、すごくキレイな景色だったね」と笑顔で言った。

あの時、ユウタが一緒にいてくれなかったら、どうなっていたのだろう…。

ヤセの断崖の場所・アクセス・地図

ヤセの断崖の住所 日本、〒925-0577 石川県羽咋郡志賀町笹波
交通アクセス 金沢市から里山海道/県道60号 経由で1時間24分
最寄りのバス停 前浜(徒歩13分)県道49号 経由
最寄り駅 近くに駅はない

ヤセの断崖の地図(Googleマップ)

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  • ハルシオン 2023年7月16日 at 9:33 PM on パチンコ新天地(廃パチンコ店)|ウワサの心霊話先月通りかかったら、どうやら解体が始まったのか建物が壊されていましたね。 昨年の春、深夜3時過ぎにこそっと忍び込んだことがあるのですが、30年近く前のパチスロが出入口に捨てられ無惨な姿になっているのを見てゾクッとしました。残されたままのイス、ぽつりと残されたドル箱、閉店直前から止まったままのカレンダー、いろんなものに寂しさを感じました。 オープン当時は経済としてのバブルは崩壊真っ只中でしたが、奇しくもこの頃は空前のパチスロブーム到来の時期でもありパチンコ業界にとってはバブル期でした。当時の道路交通事情がよく分からないのでなんとも言えませんが、今となってはこんな場所に客集まるのか?と疑ってしまうような無謀な立地に感じました。10年足らずで潰れてしまったことを考えても、案の定やはりこの「新天地」を選んだのは間違いだった、のかもしれませんね…。
  • にーと 2023年10月10日 at 1:49 PM on 亀石峠|ウワサの心霊話その少年、私の親戚の友人…かもしれないです。 遠い親戚なんですけど、話を聞くと「虫取りをしてくる」と4時くらいに言い、帰ってこなかったそうです。 ランニングシャツというのは、もしかしたら少年期によく着たタンクトップなのかもしれないです…
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