丹那トンネル

1920年に発生した丹那トンネルの崩落事故で亡くなった工事関係者を悼むため、熱海側の坑口に慰霊碑が建立された。しかし、このトンネルは心霊現象が起こる場所としても知られており、犠牲者の霊が出ると云われている。霊の目撃情報や、トンネル内を通る際に体調が悪くなる者がいるというウワサもある。今回は、丹那トンネルのウワサの心霊話を紹介する。

丹那トンネルとは?

熱海から函南までのJR東海道線のトンネルである「丹那トンネル」は、1918年に建設が始まり、1934年に開通した国内最長のトンネル。

全長は7807メートルで、当時の技術においては世紀のプロジェクトとされた。

しかし、この工事は、丹那の湧き水や温泉まじりの粘土などの問題により、困難を乗り越える必要があった。

このトンネルの工事には、約250万人が働き、67人の犠牲者が出た。

工事中に起こった大崩壊では、16人が殉職したが、石の詰まりから助かった17人の作業員は、救命石として有名になった。

このトンネルは、首都圏と熱海をつなぐ重要な路線として、熱海の発展につながり、現在でも感謝祭や神社例祭が行われている。

感謝祭では、殉職者の霊を慰めるために奉献の儀や献花、祭文などが行われ、その後、参列者によるお焼香などの慰霊式が行われる。

丹那トンネル工事で亡くなった人たちの慰霊碑

1920年4月1日の朝、熱海口で270メートルのトンネル工事現場で崩落事故が発生し、42人が巻き込まれた。

そのうち17人が坑道の奥で救出されたが、他の25人は命を落とした。その後、1923年2月10日に三島口で崩落事故が起こり、16人全員が亡くなった。

1930年11月26日には北伊豆地震が起こり、工事現場で働いていた5人が遭難し、3人が死亡。

このような事故で亡くなった工事関係者を悼んで、丹那トンネル工事の犠牲者全67人のための慰霊碑が建立されている。

この碑は熱海側の坑口の上にあり、丹那神社として整備されている。また、函南口で亡くなった36人については、別の慰霊碑が函南側の坑口近くに建てられた。

最初は東海道本線の線路の北側にあったこの碑は、現在は南側に移動されている。

現在、JR東海は周辺の整備を行っている。地元有志も、丹那神社やその周辺を定期的に清掃しているという。

丹那トンネルの心霊現象

丹那トンネルの心霊現象は、

  • 犠牲者の霊が出る

である。なんでも、このトンネルで目撃されている霊は、トンネル内で事故にあって亡くなった作業員の姿や、電車内を歩きまわる、血だらけの作業員の姿とのこと。

トンネル内を通る際に体調が悪くなる者もいるらしい。オーブなどの発光体や、人魂が出るという話もあるようだ。

丹那トンネルで遭遇した怖い体験談

熱海から函南、そして三島へ向かう途中には、丹那トンネルという長いトンネルがある。

トンネル内にはいくつかの待避所があり、そこには電灯が灯っているので、中も見ることができる。

ある日、私はトンネルを通っていると、作業員風の男性に出会った。そして、何個か目の待避所にも同じ男性がいて、その彼に目があった。

そして、男性はこちらを意識して見つめているように感じられ、怖くなって窓のブラインドを降ろした。

トンネルを抜けて、出口が近づくと男性は私の前を通り過ぎ、笑みを浮かべて「怖かったか?」と言ったという。

筆者は全身に戦慄を感じましたが、トンネルを抜けた瞬間に怖さがなくなった。その後、買い物を済ませて新幹線で帰った。

この体験の怖いポイントは、トンネル内で作業員風の男性に出会い、待避所で何度も同じ男性に目があったことだ。

男性は筆者を意識して見つめているように感じられ、その人は怖くなって窓のブラインドを降ろした。

そして、トンネルを抜けると男性は筆者の前を通り過ぎ、笑みを浮かべて「怖かったか?」と言ったことも怖い。

男性の不可解な行動や、筆者に向けられた意識的な視線や発言から、男性の意図や真意が不明瞭であり、読者にとって不気味な印象を与えるのである。

丹那トンネルの場所・アクセス・地図

丹那トンネルの住所 〒413-0017 静岡県熱海市梅園町25−34
交通アクセス 富士市から東名高速道路、伊豆縦貫自動車道/国道1号、および 県道11号 経由で58分
最寄りのバス停 梅園入口(徒歩3分)県道20号 経由、来の宮駅(徒歩12分)あたみ梅ライン/県道11号 経由
最寄り駅 来宮駅~函南駅(約30分程)

丹那トンネルの地図(Googleマップ)

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【管理人】狐憑きのたる

 

 

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